ベトナムを訪問中の岡田外務大臣は、21日(水曜日)現地時間午後4時(日本時間午後6時)から約30分間、ニャン・ウイン外務大臣と会談したところ、概要以下のとおり。
- 冒頭
冒頭、岡田大臣から、6月にラカイン州で大規模な水害があり多くの方が被害に遭われたことに対し心からお見舞い申し上げる、我が国は同水害に際し約1,000万円の緊急援助を実施した、被災地の早期の復興を祈念する旨述べ、これに対しニャン・ウイン外相より、ミャンマー政府と国民を代表し、日本からの支援に対し御礼を申し上げる旨述べた。
- 民主化
(1) 岡田大臣より、要旨以下のとおり述べた。
ミャンマーにおいて本年中に実施される総選挙が、自由・公正で開かれたものとなることを期待しており、それはミャンマーの将来にとって重要である。今のやり方のままでは我が国を含む民主主義国家からみて自由で公正な選挙とは言い難い。アウン・サン・スー・チー女史が選挙に参加できるかどうかがミャンマーの総選挙に関する国際社会の判断基準になっているのが現実である。同女史との対話をぜひ進めてほしい。他の政治犯も早期に釈放すべきである。(2) これに対し、ニャン・ウイン外相は要旨以下のとおり述べた。
既に公表しているとおり、ミャンマー政府は本年中に自由・公正な総選挙を実施する予定である。選挙関連法の規定を満たせば誰でも選挙に参加することが可能であり、既に44政党が選挙参加のための政党登録を申請しておりそのうち38政党が登録を許可されている。選挙管理委員会は自由で独立した組織であり、各地方支部を通じ自由で公正な選挙の準備を進めており、近く選挙期日を発表する予定であると聞いている。選挙に参加する政党の中には、幹部を含むNLDのメンバーが組織した政党であるNDF(国民民主勢力)も含まれている。政党登録には期日の制限はなく政府はいつでも門戸を開いており、政府は政党の選挙運動のためには十分な時間が必要であることを理解している。NLDは自ら選挙に参加しない道を選んだがそれはNLD自身の選択であり、政府が参加を認めなかったのではない。新憲法の規定によれば、スー・チー女史は国会議員になれないとは書いていない。法律は女史一人を標的に制定されたのではなく全国民に適用されるものである。スー・チー女史は釈放され次第選挙に参加できる。 - 最後に、岡田大臣より、近いうちにスー・チー女史が釈放されるのであれば国際社会のミャンマーに対する見方は大きく変わるであろう、従来より述べているとおり、我が国は、総選挙のあり方次第では、ミャンマーの経済・社会の発展に向け一層大きな協力ができると考えており、それが可能となるような対応を期待している、ミャンマーの将来のため、今後の対応を考えてほしい旨述べた。これに対しニャン・ウイン外相より、ミャンマー政府としてもミャンマーの将来とミャンマーの国民のために最善を尽くすことを考えている旨述べた。


