中曽根外務大臣

バーンズ米国務次官による中曽根大臣表敬の概要

平成21年6月25日

 25日午後7時25分より約20分間、G8外相会合出席のためにイタリア・トリエステを訪問中の中曽根大臣はクリントン国務長官の代理として同会合に出席中のバーンズ国務次官の表敬を受けたところ、概要以下のとおり。

1.日米関係

(1)日米関係総論
 中曽根大臣より、クリントン国務長官に対するお見舞いを述べるとともに、北朝鮮問題、アフガニスタン・パキスタン問題、代替エネルギー等の日米協力が進展していることは喜ばしく、引き続き、日米同盟を重層的に強化していきたい旨述べた。
 これに対しバーンズ次官より、表敬を受けて頂きありがたい、クリントン国務長官からも中曽根大臣に呉々もよろしくお伝えするように言われている旨述べた。更に、米国は日米関係に対する強固で継続的な決意を有しており、日米同盟は米国外交の礎であって、日米両国は世界の様々な課題に対して共通の利益を見いだしている旨述べた。

(2)日米安保
 中曽根大臣より、安保・防衛分野での日米協力は北朝鮮に対する抑止力という面もあることから非常に重要であり、今後も緊密に連携したい旨述べた。バーンズ次官は、これに同意すると共に、米国は在日米軍再編にコミットしている旨述べた。

2.北朝鮮

 北朝鮮に関し、中曽根大臣とバーンズ次官は、北朝鮮の核・ミサイル開発は決して容認できないという認識を共有すると共に、国連安保理決議の履行及び中国の役割の重要性で一致した。また、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の解決が重要であり、そのため日米及び日米韓で緊密に連携して取り組んでいくことを確認した。

3.国際情勢

(1)軍縮・不拡散
 中曽根大臣より、オバマ大統領によるプラハ演説に対する支持を表明した上で、世界的核軍縮に向けた11の指標を説明し、軍縮・不拡散分野において日米間で現実的な協力を強化していくことで一致した。

(2)イラン
 中曽根大臣とバーンズ次官は、イラン大統領選挙後の混乱の中で死傷者が出たことに対する懸念を共有した。また、中曽根大臣より、5月にイランを訪問して、我が国の明確なメッセージを伝達した旨説明を行った。バーンズ次官よりは、ロクサナ・サーベリ女史の解放に際して日本が果たした役割に対する謝意が表明された。

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