中曽根外務大臣

日英外相会談(概要)

平成21年6月27日

 6月27日(土曜日)午前8時15分より約40分間、中曽根外務大臣は、トリエステにおけるG8外相会合の機会を捉えて、ミリバンド英外相と日英外相会談を行ったところ、その概要以下のとおりです。

1.二国間関係

 冒頭、ミリバンド外相より、日英関係は大変重要であり、今後も強化し、深化させていきたく、核不拡散の問題、気候変動等、両国が直面している課題にともに取り組んでいきたい旨述べ、これに対し、中曽根大臣より、ご指摘のような国際的課題への対応において連携していくと共に、今後とも日英関係のさらなる発展のために様々なレベルで協力していきたい旨述べました。

2.地域情勢

(1)イラン
 中曽根大臣より、大統領選挙後のイランにおける犠牲者の発生等を懸念しており、問題の平和的な解決を求めている旨述べると共に、5月にイランを訪問したことに言及しつつ、イランの核問題に関する国際社会の懸念を共有する、イランが安保理決議を遵守するよう引き続き求めつつ、国際社会との対話を通じてより現実的になるよう働きかけていく旨述べました。これに対し、ミリバンド外相より、貴大臣の考え方や対応に同意する、当面、イランが国際社会の呼びかけに前向きに応える可能性は低いものの、核不拡散問題につき外交的努力を加速させていく必要があると考える旨述べました。

(2)北朝鮮
 中曽根大臣より、英国を含む各国との連携により強い内容の安保理決議が採択されたことを評価しており、今後、同決議をしっかりと実施することが重要である、核、ミサイル、拉致といった諸懸案の解決に向け、国連の場を含め、貴国とも引き続き連携していきたい、六者会合プロセスが北朝鮮への対応にはもっとも適切な枠組みであり、再開に向け努力したい旨述べました。ミリバンド外相より、安保理決議の履行が重要であるとのご指摘について完全に同意する、今後、六者会合プロセスに北朝鮮を戻すことが重要であり、日本の対応に倣いたい旨述べました。両大臣は、本件について引き続き協力していくことで一致しました。

(3)ミャンマー
 ミリバンド外相より、来年総選挙と国民投票を控えている中、政治犯の釈放等について進展がみられていないことを懸念する旨述べました。これに対し、中曽根大臣より、アウン・サン・スーチー女史の拘束と同人に対する訴追を懸念しており、先月、ハノイでニャン・ウィン外相に会い、右を伝えると共に、国際社会との関係において今が重要なタイミングであり、適切に行動すべき旨、また、国際社会に祝福される形で民主化プロセスを進めることが重要であると伝達した旨述べました。

2.国連安保理改革

 ミリバンド外相より、英国は国連安保理改革を進めていくとの日本の立場を支持している旨述べ、中曽根大臣より、英国の強い支持に謝意を表明しました。

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