中曽根外務大臣

第16回ARF(ASEAN地域フォーラム)閣僚会合の概要

平成21年7月24日

 7月23日(木曜日)、タイにおいて、カシット・ピロム・タイ外務大臣の議長の下、第16回ARF閣僚会合が開催されたところ、概要以下のとおり。我が国からは中曽根外務大臣が出席した。

1.出席者等

 ARF参加26か国及びEUから外相クラスが出席。

2.朝鮮半島情勢に関する議論

(1)朝鮮半島情勢に関し、中曽根大臣より、概要以下を発言。

(イ)地域の平和と安定のためには、北朝鮮をめぐる諸懸案の解決が必要である。

(ロ)北朝鮮が4月にミサイルを発射し、5月には核実験を実施、更に今月に入り弾道ミサイル発射を実施したことは、地域及び国際社会の平和と安定に対する重大な挑戦であり、断じて容認できない。

(ハ)北朝鮮に対し、関連の安保理決議を遵守し、六者会合に復帰して、六者会合共同声明の完全実施に向けた具体的行動を取ることを求める。

(ニ)拉致問題に関する全面的な調査に関する昨年8月の日朝間の合意を実施するとの我が国の方針にも変わりはなく、北朝鮮による早期の調査開始を改めて求めたい。

(2)多くの国より、北朝鮮に対して六者会合への復帰や関連の安保理決議の遵守を求める発言があった。

(3)北朝鮮代表のパク無任所大使からは、米国や安保理に対して批判的な発言があった。

3.その他の議題

(1)地域及び国際的な問題については、ミャンマー情勢、アフガニスタン情勢、イラン、テロ対策、不拡散・軍縮等が議論された。また、参加国より、会合冒頭、インドネシアにおける爆弾テロ事件を非難する旨の発言があった。なお、同事件への哀悼の意を表すため、議長国タイの呼びかけにより全出席者による黙祷が行われた。

(2)ARFの将来についての議論では、2020年のARFの目指すべき姿を取りまとめたARFビジョン・ステートメントが採択された。具体的行動を伴った協力をARFとして拡大していく方向性を確認し、今後行動計画を策定することとなった。

(3)このように、ARFが具体的行動を志向した組織へと生まれ変わりつつある中で、中曽根大臣より、次回の災害救援実動演習をインドネシアとともに共催する意向を表明した。

4.今次会合で採択された声明等

(1)第16回ARF閣僚会合議長声明(英文)(PDF)PDF

(2)ARFビジョン・ステートメント(英文)(PDF)PDF

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