外務大臣

前原外務大臣のアルジェリア訪問
(概要と評価)

平成22年12月14日

 12月12日から13日にかけて、前原外務大臣が、48年間の日アルジェリア関係史上、日本の外務大臣としては初めて、アルジェリアを訪問しました。その概要と評価以下の通りです。

1.日程

12月12日深夜
アルジェリア到着
   13日
メデルチ外務大臣との会談
同大臣と政策協議に関する覚書に署名
カスバ(アルジェ旧市街)視察
ブーテフリカ大統領との会談(昼食会を含み約3時間。)
在留邦人との懇談
アルジェリア出発

2.会談等の概要

  1. (1) 前原大臣より、アフリカの雄であり、経済的にも発展している(アフリカ第4位のGDPを誇る経済規模)アルジェリアとの関係を、今次訪問を契機として、2012年の外交関係樹立50周年に向けて、更に発展させたい旨表明。これに対して、アルジェリア側は、日アルジェリア関係史上初の日本の外務大臣の訪問を歴史的契機であるとして高く評価しました。
  2. (2) 前原大臣より、アルジェリアの一層の発展のために日本の技術を役立てることにより、ウイン・ウインの二国間関係を構築したい旨表明したのに対して、アルジェリア側は、炭化水素(天然ガス・石油)分野依存からの脱却のため、再生可能エネルギー、水、地震対策、人材育成、科学技術、自動車等の製造業を含む様々な分野で、日本の技術を学びたい意向を示しました。これに対して、前原大臣より、日本の技術が様々な分野で優れていることを説明しました。
  3. (3) アルジェリア側より、2010年から2014年までの5カ年計画について紹介があり、その上で両外務大臣は、日アルジェリア合同経済委員会等を通じて、両国間の経済交流を強化する必要性について一致しました。
  4. (4) 前原大臣は、アルジェリア側に対して、日本企業のアルジェリアでの活動を促進するため、同国の投資・ビジネス環境を向上させる必要性を指摘しました。両外務大臣は、特に法的枠組みを整える重要性、就中、投資協定の交渉を開始し、2011年中の合意を目指して交渉を加速化していくことで一致しました。
  5. (5) 両外務大臣は、政治、経済、文化等全ての面での二国間関係、並びに地域的及び国際的問題をハイレベルで協議するための「政策協議に関する覚書」に署名しました。

3.評価

  1. (1) 日本の先進技術をアルジェリアの発展に役立てたいという日本の関心と、炭化水素分野以外の分野で両国の協力関係を深めたいというアルジェリアの関心がかみ合い、このような両国の関心を軸としたウイン・ウインの関係を目指すことで一致したことは、両国関係史上、画期的です。
  2. (2) アルジェリアは、中東・アフリカの平和と発展のために指導的な役割を果たしており、国際場裡においても発言力を有する国であり、このような国との間でハイレベルの協議枠組みを立ち上げたことは、二国間関係のみならず、日本の対中東・アフリカ外交や国連外交上、有意義です。
  3. (3) 今後、この政策協議、投資協定交渉、JICAの協力、さらには民間レベルの合同経済委員会等を活用し、今次訪問のフォローアップ、両国関係の深化に取り組んでいく必要があります。
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