| (1) |
町村大臣より、以下のとおり述べた。
| (イ) |
北朝鮮以外の関係国は同じ方向を向いている。北朝鮮は一刻も早く無条件で六者会合に戻ってくるべきである。北朝鮮の核保有は、北東アジアの安全保障にとり大きな問題であるとともに、核不拡散の国際体制にも大いに反するものであり受け入れられない。北朝鮮が実際に核を保有しているかどうかについてははっきり分からないが、日本国民にとり大変大きな問題であり、不安が広がり始めている。おそらく今日から中国共産党の幹部が訪朝するであろうが、多分、金正日国防委員長とも会うだろう。来週にも結果について報告を聞けるであろう。中国がより積極的な役割を果たすよう自分(町村大臣)も4日ほど前に李肇星外交部長に電話で伝えた。 |
| (ロ) |
日朝間の拉致問題では、北朝鮮の対応は誠に不誠実であり、日本人の怒りは日に日に強まっている。早く制裁すべしとの圧力も高まっている。政府としては、六者会合の再開のことが念頭にあるので、直ちに制裁ということにはならないが、いつまでもこんな状況のままであれば、いずれ強い措置をとることになるかも知れない。拉致問題について、これまで米国から強い支持を頂いているが、これからも支援を宜しくお願いしたい。 |
|
| (2) |
これに対し、ライス国務長官より、以下のとおり述べた。
| (イ) |
拉致問題に関し、今後とも日本の立場を勿論支持する。拉致問題は全ての当事者にとって、また、日本にとっても米国にとっても重要な問題である。 |
| (ロ) |
核問題に関し、北朝鮮は六者会合に無条件で戻ってくるべきである。これまで北朝鮮に説明してきたとおり、多国間の「安全の保証」の提供、国際社会との関係改善、いずれ経済的支援を行える国も出てくると考えるが、北朝鮮がこれらを得るためには、核を廃棄するという戦略的決定が必要である。中国はこの北朝鮮の核問題について特別の責任を有している。ヒル駐韓大使を六者会合の首席代表に任命したが、日本とも緊密に連絡させたい。自分(ライス長官)も町村大臣と緊密に連絡を取り合いたい。
|
|
| (3) |
これを受けて、町村大臣より、六者会合の再開に向け引き続き努力していくが、仮に事態が一向に進まない場合には、安保理のプロセスに戻ることになるのかもしれないと考えていると発言したのに対し、ライス長官より、同感であるとの発言があった。
|