岸田外務大臣

日豪外相会談(結果概要)

平成25年1月13日

  • (写真)日豪外相会談-1
  • (写真)日豪外相会談-2
  • (写真)日豪外相会談-3

 オーストラリア訪問中の岸田文雄外務大臣は,13日午後1時15分(現地時間)から約2時間30分(含むワーキングランチ),ボブ・カー・オーストラリア外務大臣(Senator Bob Carr, Minister for Foreign Affairs of Australia)と日豪外相会談を行ったところ,概要以下のとおり。

  1. 冒頭,カー外相から,岸田大臣が就任直後にオーストラリアを訪問したことを歓迎する,日本はオーストラリアにとって大変重要なパートナーの一つであり,日本との協力関係を強化していきたい旨述べた。これに対し,岸田大臣から,基本的価値観と利益を共有する戦略的パートナーとしてオーストラリアを重視している,戦略的環境についての認識を共有するとともに,協力関係を強化していきたい旨述べた。
  2. また,岸田大臣から,オーストラリア各地の山火事による被害について,日本政府および国民を代表してお見舞いを申し述べたのに対し,カー外相から,岸田大臣のお見舞いの言葉に感謝する旨述べた。
  3. 岸田大臣から,新内閣として東日本大震災からの復旧・復興を加速化させる旨述べるとともに,経済政策及び外交政策についての基本方針を説明したのに対し,カー外相から,説明に感謝する旨述べた。
  4. 次に,両大臣は,オーストラリアが今年から2年間,国連安全保障理事会非常任理事国を務めることから,安保理の文脈で,双方の首都及びニューヨークでの協議の定例化を含め緊密に協力していくことで一致した。特に,両大臣は,北朝鮮によるミサイル発射について,安保理決議の明白な違反であり,安保理として断固たる対応をとることが重要であることにつき一致した。また,岸田大臣から,拉致問題についても我が国の立場を説明したのに対し,カー外相から,日本の立場を支持する旨発言があった。加えて,両大臣は,安保理における主要議題であるアフガニスタン,イラン,シリア等の諸問題について,意見交換を行った。
  5. 更に,両大臣は,アジア太平洋地域における戦略環境について,意見交換を行った。岸田大臣からは,朝鮮半島情勢,東シナ海及び南シナ海をめぐる問題等について,我が国の基本的考え方を改めて説明した。これに対し,カー外相からは,東アジアの戦略環境についてのオーストラリアの考え方を説明するとともに,地域の問題の国際法に則った平和的な解決を目指すことが重要である旨述べた。
  6. 日豪の安全保障協力について,岸田大臣から,2007年に安倍総理が署名した「安保共同宣言」以降,両国の安保協力は深化してきている,これまでの実績を踏まえ,日豪安保・防衛協力を着実に進展させていくべく,引き続き様々なレベルでの協議を継続していきたい旨述べた。これに対し,カー外相から,賛意が表明された。
  7. 両大臣は,日豪EPAについて,交渉の早期妥結を目指したい旨一致し,また,TPP(環太平洋パートナーシップ)について,共に協力していくことで一致した。
  8. 岸田大臣から,広島の出身であることもあり,軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)について,日豪が引き続き緊密に連携していきたい旨述べ,カー外相から賛意が表明された。
  9. 両大臣は,太平洋島嶼国情勢について,意見交換を行い,カー外相から,日本の太平洋島嶼国地域への貢献を評価している旨述べた。これに対し,岸田大臣から,太平洋島嶼国地域における日豪の協力を促進していきたい,特に本年秋に日本で開催予定の太平洋・島サミット中間閣僚会合に向けて協力していきたい旨述べ,カー外相から,賛意が表明された。

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