11月23日(水曜日),中国・北京を訪問中の玄葉外務大臣は,16時40分(日本時間17時40分)過ぎから約35分間,温家宝中国国務院総理を表敬したところ,概要は以下のとおり。
- 温総理から,玄葉大臣の訪中を歓迎する,野田総理の訪中を大変楽しみにしている,民主党政権になって初めての日本の総理の訪中であり,成功に向けて双方が努力していきたい旨述べた。
- 玄葉大臣から,東日本大震災に際する中国からの物心両面での支援,特に,本年5月に温総理が宮城,福島両県を訪問したことに改めて謝意を表した上で,野田総理から胡主席及び温総理に直接述べたとおり,中国の発展は我が国にとって大きなチャンスである,日中関係は両国のみならず,地域及び世界においても大変重要な関係である,温総理からも言及があったとおり,年末までの実現で調整している野田総理の訪中においては,双方が努力し,戦略的互恵関係を深化させるべく幅広い分野で多くの成果をあげたい,また,来年の日中国交正常化40周年を契機に国民感情の改善を図っていきたい旨述べた。
- 温総理から,自分は,日中関係,特に両国国民間の相互理解の増進に力を入れてきた,これまでの自分の訪日において,経済や文化面などの民間交流,映 画,テレビ,ドラマ,アニメなどの映像交流の推進を含む文化交流,青少年交流など数多くのイニシアティブを提案し,実行してきた旨述べた。
- さらに,玄葉大臣から,3点申し上げたいとして,1)風評被害対策に関し,中国の日本産食品等に対する輸入規制の緩和,2)海に関する協力(東シナ海資源開発に関する国際約束締結交渉の早期再開,海上における危機管理メカニズムの構築,日中海上捜索・救助(SAR)協定の早期妥結),3)地域やグローバルな 課題についての協力について言及し,詳細については,この後行う楊外交部長との日中外相会談で議論していくこととなった。


