麻生外務大臣

麻生大臣のハンガリー訪問
(概要と評価)

平成19年1月13日

  • (写真)ショーヨム大統領表敬
  • (写真)ジュルチャーニ首相表敬
  • (写真)日・ハンガリー(ゲンツ)外相会談

1. 訪問概要

 1月11~12日、麻生大臣は、我が国外務大臣として12年ぶりにハンガリーを訪問し、ゲンツ外務大臣との間で外相会談を行った。また、12日には、ショーヨム大統領表敬、ジュルチャーニ首相表敬及びコーカ経済・運輸大臣との意見交換を行った。

2. 外相会談及び表敬の主要点

(1) 二国間関係

(イ)麻生大臣より、我が国の新外交政策の一つである「自由と繁栄の弧」に触れつつ、民主主義の価値観を重視し外交に取り組んでいく旨述べた。ハンガリー側より、ハンガリーの外交政策に一致しており、高く評価する旨述べた。

(ロ)ハンガリー側より、日本からの投資促進への期待の表明とともに、投資促進の環境整備の観点から、労働許可期限の延長や運転免許証の切り替え手続き簡素化に取り組むなどの説明があった。麻生大臣より、投資促進にはハード面のみならず、駐在員の生活改善につながるようなソフト面での環境整備も重要、ハンガリー側の取り組みを重視している旨述べた。

(ハ)ゲンツ外相より機会を得て是非訪日を実現したいとの発言に対し、麻生大臣より歓迎の意を表明した。また、ジュルチャーニ首相より、安倍総理大臣のハンガリー訪問の要請があった。

(2) 国際情勢・地域情勢

(イ)安保理改革に関し、ハンガリー側より、日本の安保理常任理事国入りを支持する、安保理改革を重視する旨述べた。

(ロ)V4(ヴィシェグラード4)と日本との協議の枠組みにつき、ハンガリー側より、このようなプロセスは重要であり、今後は特に投資の促進や観光の分野で協議を深めて行きたい旨発言があった。

(ハ)エネルギー問題に関し、ゲンツ外相より、ロシアからの安定供給を重視している旨発言があった。麻生大臣より、欧州諸国は現実的にはロシアにエネルギー供給を依存せざるを得ないが、代替エネルギーなどを含め、可能な限り複数の供給源を求めては如何かと述べた。

(ニ)その他、ハンガリー側より、アフガニスタン復興支援や対ベトナム支援において二国間で協力したいとの提案があった。

3. 今次訪問の評価

(1)共通の価値観を有するパートナーとしての協力関係を一層強化することで一致。

(2)我が国外交の新機軸である「自由と繁栄の弧」の重要な一翼を担うハンガリーとの間で、「自由と繁栄の弧」の形成のために緊密に連携していくことに合意。

(3)伝統的親日国であり、国連や多くの国際機関選挙において我が国の立場を支持するハンガリーとの間で、国連・安保理改革等の国際社会における諸問題に対する共同の取組みを強化することで一致。

(4)両国間の有識者会合である「日・ハンガリー協力フォーラム」が、両国有識者が対等な立場で意見交換する場として有益であるとの評価で一致。

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