大量破壊兵器及び物質の拡散に対する
G8グローバル・パートナーシップ行動計画
カナナスキス・サミットにおいて我々が打ち上げたG8グローバル・パートナーシップは、この1年間で重要な進展をみた。
1.進展状況
- 相当額の資金貢献がG8各国より表明(注:総額約180億ドル)。
- ロシア政府が「指針」の具体化のための免税措置等を決定。
- ロシア連邦における多国間核環境プログラム(MNEPR)協定の交渉妥結は、本パートナーシップを具体化に移す重要な進展。
- 各国ともプロジェクト決定に積極的に取り組み、幾つかの重要なプロジェクトは既に開始・拡大(注:我が国の「希望の星」プロジェクト)
- 非G8の支援参加国拡大のためのアウトリーチ活動を実施。その結果、フィンランド、ノルウェー、ポーランド、スウェーデン、スイスが参加への関心を示唆。
2.次回サミットへ向けての目標
- 不拡散の「原則」の普遍化を追求。
- 10年間で200億ドルを上限に資金調達を行うとのカナナスキスでの誓約の達成を目指す。
- プロジェクト活動を大幅に拡大。
- 実施上の困難を解決、「指針」の具体的実施状況を再検討。
- 支援参加国の拡大を目指す。支援対象国の拡大に関し、G8議長が準備的な協議を開始。
- G8グローバル・パートナーシップの重要性に関し広報。
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