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JICA(国際協力機構)オフィシャルサポーターのサッカー元日本代表北澤豪さんが、今年2月に中東のシリアを訪問しました。
北澤さんは、1993年の「ドーハの悲劇」を始めとする日本代表の試合でカタール、オマーン、サウジアラビアなど湾岸諸国は何度か訪れていますが、シリアは初めての訪問です。
北澤さんは、同国在住のパレスチナ難民の子供たちを対象として、JICAシリア事務所がUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)と協力して開催したJICAカップ・サッカー大会2005に参加するとともに、サッカー教室を開いて子供たちにサッカーを指導しました。
また滞在期間中、JICAが協力しているCBR(地域に根ざしたリハビリテーション)活動現場や水資源情報センターなどの視察も行い、専門家やボランティアの方々に応援メッセージを贈るとともに、いずれの訪問先でも大歓迎を受けてシリアの人々との交流を深め、日本とシリアの友好親善にも多大な貢献を果たしました。
(以下、北澤氏筆)
いつも彼らがプレーしているのはコンクリートの狭いグラウンドの上。
それに、これまで彼らのための大会などはありませんでした。
だから今回、シリア国内のいろんな場所から集まった難民の子どもたちは、シリアサッカー協会が提供してくれた芝のピッチで思い切り走り回っていました。
チームとしてプレーするためにみんなで力を合わせ、そして試合が終われば負けた相手のことを気遣い、他のチームのメンバーとも心を触れ合う。
大会が進むにつれて子どもたちは一体となり、その雰囲気は盛り上がりを見せました。
中には連れて帰りたくなるくらい上手な選手もいました。

(写真提供:国際協力機構)
「いつの日か故郷に戻って、そこで成功したい。」
生まれて以来、その故郷の土を踏んだことがない子どもたちがそう言います。
彼らが楽しくサッカーができるように、世界中の紛争がなくなることを願わずにはいられませんでした。
そして、そのためにサッカーが役立つと信じています。
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