ODAメールマガジン/特別号No.12/2005年4月11日発行

 ODAメールマガジン特別号No.12は、ご登録者の皆様にインドから「農業機械化支援20年〜食糧増産援助(2KR)に対するブータン国民の感謝を伝える切手」をお届けします。

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農業機械化支援20年〜食糧増産援助(2KR)に対するブータン国民の感謝を伝える切手(原稿執筆:在インド日本大使館 経済班 井上 知郁さん)
 2005年3月9日、ブータンに対する2004年度食糧増産援助(2KR)の交換公文(E/N)署名が、ニューデリーのブータン大使館において行われました。

 2KRの供与は、1984年度の開始以来通算19回目、2年ぶりとなります。
 2KRのスキームを通じて、我が国はブータンに対し農業機械の供与を行い、ブータンの農業機械化を支援してきました。

 署名にあたり、ブータンのダゴ・ツェリン大使は、我が国の支援に対するブータン政府・国民の深い感謝を伝えるとともに、
 「ブータンにおいては、農民に対し『欲しいものは何か?』と尋ねると、『日本製の農業機械が欲しい。』との答えが返ってくる。」
 と述べ、日本の農業機械の人気の高さ、浸透ぶりを披露しました。

 事実、ブータンにおいては、2KRを通じた日本の農業機械の供与を待つ農民は数百人にのぼります。

 ブータン政府・国民の感謝は、言葉だけにとどまりません。
 2004年12月17日、初代ブータン国王即位の日であり、ブータンのナショナル・デーであるこの日に、ブータン国営郵便局は、2KR20周年を記念した6枚組の切手と記念シートを発行しました。

ブータンの2KR20周年を記念した6枚組の切手

ブータンの2KR20周年を記念した6枚組の切手


 20年にわたる日本国民の援助と友好に対するブータン国民の深い感謝を伝えるため、現農業大臣の就任に伴い発行が決定されたとのことです。

 これらの切手の中には、ブータン国王御自らが改良されたプラウ(鋤(すき))を実演している姿を図案にした切手も存在します。

 「KR II」としてブータン農民に親しまれてきた日本の2KRは、2005年度より「貧困農民支援」と名称を変え新たなスタートを切ることとなりました。

 このように時代の流れに伴う変化はあるものの、食糧増産という目標を掲げ、農作業における重労働の軽減を目指すブータンにおいては、農業機械化を積極的に推進する現ブータン国王のもと、我が国に対する強い期待と感謝の念を胸に、農業機械化の取組みがたゆみなく続けられています。

食糧増産援助(grant aid for increased food production, 2KR援助)
 開発途上国の食糧問題は、食糧自給のための自給努力により解決されることが重要との観点から、食糧を増産する計画の実施のため、肥料、農薬、農業機械などの農業物資を購入するための資金を無償で供与する。主な援助対象国は後発開発途上国(LLDC)や最も深刻な影響を受けた国々(MSAC)。


編集・発行 外務省経済協力局(〒100-8919 千代田区霞が関2-2-1)

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