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パキスタンは世界第6位の人口約1億5千万人を擁し、国土面積は日本の約2倍、有名なインダス川をその国土に抱くイスラム世界及び南アジアの大国です。パンジャブ州、シンド州、北西辺境州、バロチスタン州の4つの州に、パンジャブ人、シンド人、パターン人、バローチ人という4つの異なる民族が暮らす多民族国家でもあります。
パキスタンは、国内総生産(GDP)の約4分の1、就労人口の約4割強を農業が占め、一人あたり国民総生産(GNI)は800ドル強、貧困層が国民の約4分の1の開発途上国です。多くの日本人にとっては、パキスタンはあまりなじみのない国かもしれませんが、有名なインダス文明遺跡のモヘンジョダロ、仏教文化のガンダーラなどはパキスタンにあります。また、昨今、テロというイメージの強いこの国ですが、そこに住む人々は実にホスピタリティにあふれた人々です。
インダス文明−モヘンジョダロ遺跡
パキスタンの人々は、遠くの地から訪れてくれた友人をもてなすことが当然と考えているようで、私も多くの州や地方を訪れましたが、お肉(鶏、羊、山羊、水牛など様々ですが豚肉は御法度です。)をたっぷりと使ったパキスタン料理(鉄鍋を使ってカレーを水分がなくなるまで蒸し煮にした「カライ」、土鍋で煮込まれて鍋ごと出される熱々の料理である「ハンディ」などを「ナン」や「チャパティ」と一緒に食べます。おいしいですよ。)を快く振る舞ってくれる暖かさをいつも感じます。

パキスタン料理(シシカバブ等) |

街角の果物売り |
この様な人々が住むパキスタンに対して、我が国は、援助目標を「持続的社会の構築とその発展」と設定し、パキスタンが持つ潜在力を有効に活用することにより発展を持続させるべく、人が最低限の権利として享受すべき教育や保健・医療分野への支援や市場経済の活性化と貧困削減を支援する経済インフラの整備などへの支援を行っています。
支援にあたっては、大使館、JICA、JBIC、そしてJETROの四つの組織からなる現地ODAタスクフォースが中心となって、パキスタン政府との調整や実際の現場調査、さらには他のドナー諸国との支援調整など、経済協力の現場で汗を流しています。

日パ友好トンネル−コハット・トンネル
(円借款) |

大使館員による
ポリオ撲滅キャンペーンへの参加
(無償資金協力)
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そんな我が国の支援に対する感謝の意味を込めてか、パキスタン政府は、2005年1月、日本からのODA50周年を記念する切手を発行してくれました。
切手のデザインには、我が国の協力で完成し、現地で「日パ友好トンネル」として知られているコハット・トンネルや、援助の現場で活躍している日本人専門家・協力隊員の姿が採用され、我が国援助の実績をパキスタン国内に広くアピールするものと同時に、援助に携わる我々にとって大変励みとなるものになりました。
対パキスタンODA50周年記念切手シート
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