
国連国際防災戦略(UN/ISDR)
1.概要
- 国連における防災の基本戦略。通常は、その実施を担う組織(下記2.)を指す。
- 90年代の「国連国際防災の10年」事務局を引き継ぐ形で、2000年に暫定設立され、2002年に正式発足(国連総会決議54/219、56/195)。
- 国連国際防災の10年(1990-1999年)
わが国をはじめモロッコ等155カ国が共同提案した「国際防災の10年」決議が1989年国連総会にて採択され、翌年開始。
- 国際防災の10年世界会議(1994年)
防災の10年の中間年にわが国の招請により横浜で開催。148カ国から約5,000名が参加し、「より安全な世界に向けての横浜戦略」を採択。
- 2005年の国連防災世界会議の事務局を務め(総会決議58/214に基づく)、同会議で採択された「兵庫行動枠組」の実施に向けた調整を行う役割を担っている。
- 国連防災世界会議(2005年1月)
- 「横浜戦略」見直し作業を総括し、新たな防災指針を定めるため、阪神・淡路大震災から10年の機会に神戸で開催。
- 「兵庫行動枠組2005-2015」を採択。国際社会が今後10年に取組むべき防災に関する優先行動事項をまとめたガイドラインで、国連各加盟国は、この中から、自らの自然災害等の発生状況、経済社会基盤を踏まえ、自らの防災行動を計画して、今後十年の防災活動を行うこととなっている。
- 兵庫行動枠組の結果は、2014-2015年の国連持続可能な開発委員会においてレビューされることとなっている。
2.組織
- タスクフォース(Inter Agency Task Force)
- 国連ほか国際機関、地域機関、市民社会等25の機関からなるフォーラムとして、事務局を指導。年2回開催
- 議長:ヤン・エグランド国連人道問題担当事務次長兼緊急援助調整官(ノルウェー出身。国連におけるISDRの責任者)
- 事務局
- ジュネーブ所在
- 事務局長:サルバノ・ブリセーニョ(ベネズエラ出身)
- 予算:関心国による任意拠出
ISDRウェブサイト