地球環境

ロッテルダム条約第4回締約国会議結果(概要)

平成20年12月9日

1. 10月27日(月曜日)から31日(金曜日)までローマのFAO本部において、ロッテルダム条約第4回締約国会議が開催された。締約国127カ国(含むEC)のうち約112カ国からの参加があった。我が国からは、水野政義外務省地球環境課長を団長として、外務省、経産省の関係者が出席した。

2. 今回の会議では、クリソタイルアスベスト、TBT化合物、エンドスルファンの附属書IIIへの追加、2009~2011年予算、条約の持続的な実効性の確保(附属書IIIに掲載できない物質の扱い)、不遵守に関する手続規則の策定等が主な議論の焦点になり、締約国間の交渉の結果、下記の内容が合意された。

(1)クリソタイルアスベスト、TBT化合物、エンドスルファンの附属書IIIへの追加

 TBT化合物(分類:駆除剤)についてはコンセンサスが得られ、附属書IIIへ追加することが決定された。2009年2月1日に発効する。他方、クリソタイルアスベスト(分類:工業用化学物質)及びエンドスルファン(分類:駆除剤)については、少数国の反対により合意に至らず、引き続き第5回締約国会議で議論されることになった。

(2)条約の持続的な実効性の確保(附属書IIIに掲載できない物質の扱い)

 化学物質審査委員会(CRC)が附属書IIIへの追加を勧告した化学物質が、締約国会議でコンセンサスに至らないがために、附属書IIIに追加されないという事態が増加すれば、条約の実施そのものの有効性が問われるとの認識の下、附属書IIIに掲載されない物質の扱いについての対策等が議論された。
 附属書IIIに掲載されなかった物質のリストを別途作成する案、附属書IIIに掲載されなくても、それと同様のPIC手続きを自主的に進める案、などが提案されたが、結果としては合意に至らず、引き続き第5回締約国会議で議論されることになった。

(3)不遵守に関する規則の策定

 遵守委員会の構成については、国連の地域割りを採用して各地域3名ずつ計15名とすることが合意されたが、その他の点については合意には至らず、第5回締約国会議にて引き続き議論することとなった。残された主な論点は、遵守委員会の意思決定方法、不遵守の付託主体など。

3. 第5回締約国会議は、暫定的に2011年6月20~24日ジュネーブで開催することが決定された。

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