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日露非核化協力委員会第22回総務会の開催
(オーストラリアによる日露非核化協力委員会への拠出)


平成16年6月24日


  1. 今般、オーストラリア政府は、G8(主要8カ国)グローバル・パートナーシップに参加するとともに、1000万オーストラリア・ドルを日露非核化協力委員会に拠出することを決定した。

  2. 日露非核化協力委員会は、6月24日(木)、モスクワにおいて、第22回総務会を開催し、委員会としてオーストラリア政府による拠出を受け入れることを決定した。

  3. この決定を受け、同日、モスクワにおいて、川口順子外務大臣の立ち会いの下、委員会側の野村一成駐ロシア国大使およびセルゲイ・ヴィクトロビッチ・アンティポフ連邦原子力局核・放射線危険施設解体局長とオーストラリア側レズリー・ロー駐ロシア国・オーストラリア大使との間で書簡の交換が行われた。

  4. わが国としては、G8グローバル・パートナーシップの下、アジア・太平洋地域に位置する日本、ロシア及びオーストラリアの3カ国が協力して、極東ロシアにおける原潜解体事業等の非核化協力を進めることは極めて有意義であると考えており、引き続き協力の円滑な実施に努める方針である。

    (参考1)日露非核化協力委員会
     ロシアにおける核兵器の解体及びこれに関連する事業を進めるため、1993年に我が国とロシアとの協定により設置された二国間機関。低レベル液体放射性廃棄物処理施設「すずらん」の建設(2001年完了)、ヴィクターⅢ級退役原潜解体(本年中に完了予定)等の対露非核化協力事業を実施している。

    (参考2)G8グローバル・パートナーシップ
     G8は、2002年のカナナスキス・サミットにおいて、大量破壊兵器(核・化学・生物兵器)及びその関連物資等の拡散防止を主な目的として、「大量破壊兵器及び物質の拡散に対するG8グローバル・パートナーシップ」を発表した。これは、まずロシアを対象に、不拡散、軍縮、テロ対策及び環境を含む原子力安全に関連するプロジェクトを協力して実施する構想で、退役原子力潜水艦の解体など4つの優先分野があげられている。我が国はこの枠組の下で2億ドル余りの拠出を表明しており、このうち1億ドル余りが、「希望の星」を始めとする事業に充てられる。


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