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セミパラチンスク支援東京国際会議
高村外務大臣挨拶
ご列席の皆様、
本日は、日本政府及びUNDPの主催にて、「セミパラチンスク支援東京国際会議」が開催されることとなりましたことをお喜び申し上げます。
本会議開催にあたり、国際機関、各国政府関係者、専門家、NGOの皆様に、世界各国より多数ご参加頂いたことに感謝申し上げます。日本国の外務大臣として、心より歓迎いたします。また、「セミパラチンスク支援東京国際会議」にご関心を寄せていただき、本日聴衆としてこの会場にいらっしゃる皆様にも篤く御礼申し上げます。さて、
セミパラチンスクのあるカザフスタンを初めとする中央アジア諸国、およびコーカサス諸国といった「シルクロード地域」諸国に対しては、我が国は、政治対話、繁栄のための経済協力、地域の安定のための平和への協力の3つを柱とする「対シルクロード地域外交」を推進して来ましたことは、ご承知のことと思います。私自身、政治対話の一環として、本年5月「シルクロード地域」の国々を訪問し、わが国とこの地域の諸国との友好的な関係を更に深めることができました。「シルクロード地域」諸国は、冷戦構造の終焉にともない国際政治の場に現れた地域であり、新しい国際秩序の構築を考える上で、地政学上極めて重要な位置にあり、大きな潜在能力を持っています。各国とも独立後間もない若い国家であり、解決すべき様々な困難を抱えていますが、これまでカザフスタンは、民主化、市場経済化といった改革に取り組んでおられ、この地域で最も成果を上げている国のひとつであります。このようなカザフスタンの努力についてはわが国としても高く評価しており、ODAやその他の手段で積極的に支援を行ってきております。
他方において、この地域の各々の国にとって、その国造りの過程で乗り越えるべき多くの課題があることも事実であります。セミパラチンスクの旧核実験場周辺住民が抱えている様々な問題については、極めて深刻なものであり、早急な対応が求められています。この問題を解決するため、これまでカザフスタン自身努力をされておりますが、カザフスタンの置かれている経済状況などに鑑みれば、この国が独力で対応していくことは難しく、カザフスタン自身による努力に加え、国際社会からの支援が望まれるところです。また、セミパラチンスクの問題は、放射能汚染といった、カザフスタンと国際社会が協力して取り組むことが望まれる人類共通の問題とも言えます。その観点から、今回の「セミパラチンスク支援東京国際会議」の開催は極めて意義の深いことであります。
最後に、この「セミパラチンスク支援東京国際会議」がセミパラチンスク地域の人々に対する様々な支援について国際社会の関心を呼び起こし、また、セミパラチンスク旧核実験場に係わる諸問題に対し、カザフスタン政府のより一層の取組みの助けとなることを願って、私の挨拶の言葉とさせていただきます。
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