ABTCの交付申請をいただいた場合には、外務省において所定の審査を行った上で、ABTC参加各国・地域に対し事前審査(ABTCの裏面に渡航先として記載することの可否を各参加国・地域の法令に則して審査を行う手続)を依頼しています。
ABTC参加各国・地域が合意している「APEC・ビジネス・トラベル・カード運用の枠組み」には、事前審査の不承認の理由に関し、不承認の回答を行った参加国・地域は、その理由について事前審査を依頼した参加国・地域に対し知らせる義務を負わない旨規定されていますが、最近、旅券の有効期間の残りが少ないことが理由と推定される日本人ABTC交付申請者に関する事前審査不承認の回答が散見されたことから、今般、参加各国・地域に対し、事前審査における旅券有効期間に係る制限について照会を行ったところ、下の表のとおり回答がありましたので、御参考までにお知らせします。
なお、今回お知らせする旅券有効期間に係る制限は、ABTCの事前審査における制限であり、出入国審査時の制限ではございません。出入国審査時には、ABTCの所持・不所持にかかわらず、各参加国・地域の出入国管理法令に従い、渡航者が所持する旅券の有効期間に係る基準が適用されることとなりますので、その点、十分御注意いただくよう、よろしくお願いいたします。
また、下の表に挙げられている制限が適用されるのは、当方が事前審査を依頼した時点ではなく、各エコノミーが実際に審査を行う時点と推定されますところ、現在、一部の参加国・地域において事前審査が大幅に停滞している状況を御考慮いただき、旅券の有効期間に十分な余裕があることを御確認の上、御申請いただくようお勧めいたします。
| 参加国・地域 | 事前審査において要求される 旅券の有効期間に関する制限 |
|---|---|
| 豪州 | 制限なし |
| ブルネイ | 6か月より長い有効期間が必要 |
| チリ | 制限なし |
| 中国 | 12か月より長い有効期間が必要 |
| 中国香港 | 制限なし |
| インドネシア | 18か月以上の有効期間が必要 |
| 韓国 | 6か月より長い有効期間が必要 |
| マレーシア | 6か月以上の有効期間が必要 |
| ニュージーランド | 制限なし |
| ペルー | 制限なし |
| フィリピン | 6か月以上の有効期間が必要 |
| チャイニーズ・タイペイ | 制限なし |
| タイ | 制限なし |