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会議・会合

APEC成長戦略ハイレベル会合 APECの質の高い成長に向けて(仮訳)

APEC成長戦略ハイレベル会合(別府)について

  1. 2010年8月7,8日に別府において,直嶋正行経済産業大臣及び荒井聰国家戦略担当・内閣府特命担当大臣(経済財政政策)議長の下で,APEC成長戦略ハイレベル会合(以下,「ハイレベル会合」)が開催された。
  2. 我々,閣僚を含む全ての各エコノミー首席代表は,特に,アジア開発銀行総裁, 国際エネルギー機関事務局長,東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA)理事長,世界銀行副総裁(東アジア・太平洋担当)の参加を歓迎した。また,APECビジネス諮問委員会(ABAC)と5名の著名人の出席を歓迎した。
  3. 昨年,APECエコノミーの首脳は,金融・経済危機後の地域の成長を形づくるために,2010年にAPEC成長戦略を策定することに合意した。APECは,発足以来,初めて,APEC自らの成長戦略を策定しているところである。高級実務者及び貿易担当大臣によるこれまでの議論に加え,ハイレベル会合は,APEC成長戦略に集中して包括的な議論を行う初めての機会であり,APEC成長戦略がAPECの閣僚や首脳によって最終的に取りまとめられる前に,各エコノミー首席代表が議論をリードし,成長戦略に対して高い付加価値を提供し,方向性に関する共通認識を醸成することを可能とするものである。我々は,本会合がAPECにとって画期的なものとなるとの考えを共有した。

APECにおける成長戦略の必要性

  1. APEC地域は自由で開かれた貿易・投資を促進し,地域経済統合(REI)を強化することにより,世界の成長センターになった。我々は,貿易・投資の自由化および円滑化がAPECエコノミーの成長に資することを認識し,地域の更なる成長に向けて,この分野における努力を継続する。しかし,昨今,エネルギー・環境面からの制約,人間の安全保障問題,イノベーションを続ける必要性,エコノミー内やエコノミー間の経済的成果や機会の不均衡,といった新しい挑戦が前面に表れ,これらがAPECのアジェンダに加えられた。それゆえ,APECは,長期的で持続的な成長を通じ,一層の繁栄や地域の幸福を実現するために,こうした新たな課題にこれまで以上に注目しなければならない。
  2. APEC地域は世界を牽引する成長センターとして,地域の枠を超えて世界経済の未来に対して,また,人々の福祉と繁栄に対して,大きな責任を有している。昨年首脳が宣言したように,APECは成長戦略を通じて世界経済の成長の質の改善に貢献すべきである。
  3. 今年,札幌において,貿易大臣は,「成長戦略は,均衡があり,あまねく広がり,持続可能で,革新的で,安全な経済成長を達成することを目指すものである」ことを宣言した。経済成長に対するこれら5つの特性は,APECエコノミーに対して,質の高い成長をどのように実現するかについて示唆を与えるものである。これらの特性が重視されるのは,それらがなければ次世代が持続的な成長を享受できない可能性があるという共通認識を有しているためである。APECは,5つの特性すべてについて共同かつ包括的に取り組むべきである。なぜなら,これらの特性は相互に関係し合い,かつ,相互を補強するものであり,効果的に実現するための確約と実施が必要であるからである。
  4. APEC成長戦略は,5つの特性をメンバーエコノミーによる共同的かつ具体的行動へと移行するために,行動計画を含む十分な行動指向型の要素やフォローアップメカニズムを備えるべきである。メンバーエコノミーの進展について毎年評価し,2015年に首脳に報告すべきである。その時点で首脳は成長戦略の将来の方向性について再度検討することも視野に入れている。APECは5つの特性に関して,APEC共同の進捗をストックテイクする方法についても検討する。

個別セッション

  1. 上記の広範な声明に加え,我々は,次のとおり各セッションの議論を要約することに合意した。
均衡ある成長
  1. APECは,構造改革や“構造改革実施のための首脳アジェンダ"における継続的な取組の構築へ再注力することによって,均衡ある成長に貢献できる。APECは,地域における均衡ある成長の実現に向けた,G20の取組を補完すべきである。
あまねく広がる成長
  1. 我々すべての市民は,世界規模の市場経済において力強く成功する機会を有するべきであり,APECは,雇用創出や人材養成・活用,中小企業や起業家の開拓,女性への新たな経済機会の創造,金融へのアクセス拡充,といった分野の政策を促進することにより,あまねく広がる成長に貢献すべきである。
持続可能な成長
  1. グリーン経済へ移行するため,APECはエネルギー効率化及び,低炭素エネルギー分野の発展を更に促進するべきである。APECは環境物品・サービス(EGS)へのアクセスを改善及び同産業の発展に向けて協働するとともに,グリーンICTを通じて省エネ活動を促進すべきである。
革新的成長
  1. APECは,研究開発環境を改善し,ICTの利活用やデジタル技術の繁栄,専門的人材の移動促進,知的財産権の保護,標準化といった,イノベーションを導くための政策及び規制面の整備を行うことにより,革新的成長に貢献すべきである。
安全な成長
  1. APECは,経済成長に必要な,安全な環境を提供するために,人間の安全保障に関するアジェンダを促進すべきである。また,APECは,テロ対策,緊急事態の予防と対策,感染症,食料安全保障のような分野の政策を促進し続けることによって,安全な成長に貢献できる。
  2. 前述の各セッションからの全般的な結論に加えて,産業界,学界のみならず,APECエコノミーの参加者は活発な議論を行い,認識を共有し,APECが具体的な形で,成長の5つの特性を強化する方法について意見交換を行った。

APEC成長戦略:横浜に向けた取組

  1. 我々は,本ラウンドテーブルにおける議論及び結論を十分に反映しつつ,11月横浜のAPEC首脳会議においてAPEC成長戦略をまとめるために,それぞれの高級実務者との意思疎通を図り,成長戦略のすべての側面に関して取組を継続するよう高級実務者に指示するべきとの考えを共有した。我々はまた,横浜のAPEC首脳会合に向け,成長戦略の検討プロセスに対して政治的支持を与える。

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