G7/G8

G7外相声明

平成30年4月17日

英語版 (English)

 日本時間4月17日,標記文書を発出しました。

(声明仮訳)
 我々,カナダ,フランス,ドイツ,イタリア,日本,英国,米国のG7外務大臣及びEU上級代表は,2018年3月4日に英国ソールズベリーにおいて,セルゲイ・スクリパル及びユリア・スクリパル両氏に対してなされた神経剤を用いた襲撃を,可能な限り最も強い表現で,結束して非難する。英国の警察官一名及び多数の市民が襲撃にさらされ,病院における治療が必要となり,更に多くの無辜の英国市民の生命が脅かされた。我々は,それら全ての人々に対し,心からの同情を表するとともに,英国救急隊の勇気ある対応への称賛と支持を表明する。

 英国は,G7のパートナーに詳細に説明を行った。我々は,ロシア連邦が本襲撃に責任を有する可能性が極めて高く,それ以外にもっともな説明はないとの英国の評価を共有し,同意する。ロシアが英国政府からの正当な要請に引き続き対応していないことは,ロシアの責任を一層強調するものであり,我々はこれを非難する。我々は,ロシアに対し,ソールズベリーにおける事案に関する全ての疑問に直ちに対応するよう求める。化学兵器禁止機関(OPCW)は,ソールズベリーで使用された毒性化学剤の正体に関する英国の調査結果を独自に確認した。ロシアは,自らの国際的な義務に従って,OPCWに対し,これまで未申告であった同国の「ノビチョク」プログラムについて,全面的かつ完全に開示すべきである。

 ロシアによって開発された型の軍用レベルの神経剤の今回の使用は,第二次世界大戦以降,欧州において神経剤が攻撃に使用された初めての例となるとともに,英国の安全保障のみならず我々が共有する安全保障に対する深刻な挑戦である。それは,英国の主権に対する攻撃である。いかなる国家による,いかなる状況における,あらゆる化学兵器の使用は,国際法の明白な違反である。それは,我々全てに対する脅威である。化学兵器の使用は,忌まわしく,全く容認できず,一貫して厳しく非難されなければならない。我々,「化学兵器使用への不処罰に対する闘いのための国際的パートナーシップ」の参加国は,いかなる場所,いかなる時,いかなる状況であろうとも,これらの兵器を開発又は使用する者が処罰を受けないことに対して,共に反対する。

 G7は,ルールに基づく国際システムの保護及び促進にコミットしている。我々は,英国と全面的に連帯する。我々の懸念はまた,他国の民主的システムへの干渉を含む,これまでのロシアの無責任かつ不安定化をもたらす行動様式を背景に高まっている。我々は,ロシアに対し,化学兵器禁止条約上の義務並びに国際の平和及び安全を維持するための国連安全保障理事会常任理事国としての自らの責任を果たすよう求める。ロシアをルールに基づく国際システムに引き戻すため,我々は,地域における危機及びグローバルな諸課題に対処する上で,適切な場合にはロシアへの関与を継続する。

 G7は,サイバーセキュリティ,戦略的コミュニケーション及びカウンター・インテリジェンスの分野におけるものを含む,ハイブリッドな脅威に対処する能力を引き続き強化する。我々は,ロシアの敵対的なインテリジェンス活動を制限し,我々の集団安全保障を強化するためにとられた国家の行動を歓迎する。G7は,本件及びその影響を緊密に注視し続ける。


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