人権外交

「子どものための2030アジェンダ:ソリューションズ・サミット」における堀井学外務大臣政務官スピーチ

平成30年2月15日

英語版 (English)

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2月14日,堀井学外務大臣政務官は,スウェーデン・ストックホルムで開催された「子どものための2030アジェンダ:ソリューションズ・サミット」に出席し,日本政府を代表して以下のスピーチを英語で行いました。
 
シルヴィア王妃,ロヴェーン首相,御列席の皆様,少年・少女の皆さん,
 
この極めて重要な会議においてスピーチすることを大変光栄に思います。また,日スウェーデン外交関係樹立150周年という記念すべき年に,ここスウェーデンを訪問することを嬉しく思います。
 
現在,まさに冬季オリンピック競技大会の最中です。平昌(ピョンチャン)五輪におけるスウェーデン選手の御活躍をお祈りいたします。実は,私の少年時代のヒーローは,スウェーデンの有名なスピードスケーターであるトーマス・グスタフソンでした。その後,私の夢は叶い,スピードスケートでオリンピックに三度出場し,銅メダルを勝ち取りました。私は,全ての子どもたちが,暴力による脅威がない中で,希望と夢を持って成長できる世界を実現する必要があると固く信じています。私自身,5人の子の父親でもあり,こうした目標を達成するためにあらゆる努力を行っていくことをより一層決意しております。
 
日本は,国内的にも国際的にも,子どもに対する暴力を撲滅するため,積極的に取り組んでいます。日本政府は,現在,少子高齢化の中,「人づくり」のあり方を包括的に改革すべく取り組んでいます。こうした中,日本社会においては,子ども達を守り大事にしようとする意識が高まりを見せています。
 
子どもの性的搾取の分野について,昨年,日本政府は,「児童の性的搾取等に係る対策の基本計画」を策定しました。我々の新しい政策である「人づくり革命」は,全ての子どもが,家計の状況にかかわらず,夢を追求できることに重きを置いています。
 
日本は,国境を越えて,子どもの権利を保護・促進するために取り組んでいます。日本は,英国や他の関係者とも緊密に協力して,「オンラインの子どもの性的搾取撲滅のためのWePROTECT世界連携」にコミットしています。また,「子どもに対する暴力撲滅グローバル・パートナーシップ」にも関与してきました。
 
御列席の皆様,
この機会に,以下の3つのコミットメントを表明したいと思います。
 
第一に,日本政府は,「子どもに対する暴力撲滅グローバル・パートナーシップ」のパスファインディング国になることを宣言します。市民社会からの要請を受け,市民社会の代表とこの分野における議論を深めるため,マルチステークホルダーのプラットフォームを設ける予定です。
 
第二に,日本政府が,「子どもに対する暴力撲滅基金」に対して約600万ドルの拠出を行うことを決定したことを表明します。この拠出は,ナイジェリア及びウガンダにおいて暴力の脅威に直面する子どもを保護するために活用されます。日本は,同基金の人道分野に初めて拠出する国となったことを誇りに思います。同基金の活動をフォローアップするため,同基金の運営委員会にも参加する意向です。
 
第三に,同グローバル・パートナーシップ及び同基金を主導する国として,日本政府は同グローバル・パートナーシップの理事国に加入する意思を表明します。河野太郎外務大臣が理事会のメンバーに務めることを光栄に思っています。
 
最後に,我が国は,全ての子どもが暴力の無い中で育ち,将来への希望と夢を持てるより良い世界を築くために貢献していくことを約束したいと思います。ご清聴ありがとうございました。

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