寄稿・インタビュー

タイムズ・オブ・マルタ紙(マルタ)による山田外務大臣政務官インタビュー

(2015年11月20日付)

「日本は観光におけるマルタの成功に注目する」

平成27年11月27日

  • 「タイムズ・オブ・マルタ」紙に掲載された山田政務官の写真
1 大国である日本は、小さなマルタによる観光客誘致のための取組から学ぼうとしている。マルタを訪問中の山田美樹外務大臣政務官は、「日本は観光立国を目指しており、海外からより多くの観光客を呼ぶために努力している。我々は、この分野において成功を収めているマルタから学ぶとともに、マルタの人々にも日本を訪れていただくことを望んでいる」と述べた。

2 山田政務官のマルタ訪問は、日・マルタ外交関係樹立50周年の記念すべき年に行われている。山田政務官は、両国が互いに観光客を誘致しようとする中で、人的交流が促進されていくと語った。マルタで英語を学ぶ日本人学生の数は増加している。

3 昨年、マルタから日本への輸出額は1.06億ユーロであり、日本からマルタへの輸出額は4900万ユーロであった。山田政務官は、二国間で取引されている品目は自動車やマグロなど特定の産業に限られていることを指摘しつつ、「貿易・投資をより促進する潜在性はある。今回の訪問を機に、外交・経済など幅広い分野におけるマルタとの関係を深化・拡大させたい」と述べた。

4 山田政務官は、人的交流を通じて互いの魅力をよりよく理解することが、経済を含む様々な分野における関係強化の上で重要であると述べた。そうした観点から、日本文化に関する複数の行事がヴァレッタで開催されている。

5 山田政務官は、日本とマルタが海に囲まれており、特にマルタは地中海の要衝に位置していることに触れた上で、「両国は海洋分野における協力を強化する余地がある。我々は既にマグロ等の海産物を通じた通商関係を確立しているが、マルタが強みを有する海上輸送や、海洋における法の支配の強化を通じた海洋航行の安全の確保など、その他の分野における二国間の協力関係を強化していきたい」と述べた。

6 国際情勢については、山田政務官は、パリにおけるテロ攻撃を卑劣で正当化しようのない非人道的な行為であると指摘した上で、「日本は国際社会と共にテロ対処能力の向上、過激主義対策等に関する支援を行うことで、今後もテロの防止と根絶に積極的に関与していく。この分野でも日本はマルタと協力していきたい」と述べた。

7 また、山田政務官は、移民・難民問題について、マルタを含む欧州への連帯を表明した上で、「日本はASEM等の対話の枠組みを活用しつつ、アジアと欧州に共通する課題への取組において、マルタとより緊密に連携していきたい」と述べた。 

このページのトップへ戻る
寄稿・インタビューへ戻る