イタリア共和国

日伊首脳会談

平成27年8月4日

英語版 (English)

  • レンツィ・イタリア首相と握手する安倍総理
  • 日伊首脳会談
  • 日・イタリア共同記者会見
 安倍晋三内閣総理大臣は,本3日午後6時45分から午後7時30分まで,公式実務訪問賓客として訪日中のマッテオ・レンツィ・イタリア共和国首相(H.E.Mr. Matteo Renzi,Prime Minister of the Italian Republic)と首脳会談を行いました。概要は以下のとおりです。

1 冒頭

(1)安倍総理大臣から,親愛なる友人であるレンツィ首相の訪日を歓迎し,ミラノ万博が大盛況であることに祝意を述べるとともに,来年は日本が,再来年はイタリアがサミット議長国となる,今回のレンツィ首相の訪日,来年の日伊国交150周年を通じて,幅広い分野で日イタリア関係を深めていきたい旨を述べました。

(2)これに対し,レンツィ首相から,訪日を実現出来て嬉しい,今回は二国間関係の強化を目的とした訪日である,来年のG7や2020年東京オリンピック等の機会にまた訪日したい旨の発言がありました。また,レンツィ首相から,ミラノ万博への安倍総理夫人の出席に謝意が述べられるとともに,安倍総理にもイタリアを是非訪問して頂きたい旨の発言がありました。

(3)両首脳は,来年の伊勢志摩サミット及び日伊国交150周年の成功に向けて連携・協力していくことを確認しました。

2 二国間関係

(1)安倍総理大臣から,成長戦略を説明し,日本は成長する国に戻ったと強調したところ,レンツィ首相からは,成長促進を重視する点で両国は似ている旨の発言がありました。両首脳は双方の取組を評価するとともに,両国の経済成長を通じて世界経済に貢献していくことを確認しました。

(2)安倍総理大臣から,ミラノ万博での中堅・中小企業による商談会の開催等,両国の経済分野での協力の深化を歓迎するとともに,日伊ビジネス・グループ会合へのハイレベルの参加を得て企業間協力を拡大していきたい旨述べたのに対し,レンツィ首相からは賛同が示され,高いレベルの代表団を派遣したい旨の発言がありました。

(3)安倍総理大臣から,両国の姉妹都市関係は40に上ること,レンツィ首相が市長を務めたフィレンツェと京都市が今年姉妹都市交流50周年を迎えることに触れた上で,4月に訪日プロモーションの重点市場に指定されたイタリアとの間で,観光交流が拡大することに対する期待を表明しました。これに対して,レンツィ首相からは,両国の観光が更に活性化することへの期待が表明されました。

3 EUとの関係

(1)両首脳は,日EU経済連携協定(EPA)の本年中の大筋合意の実現及び戦略的パートナーシップ協定(SPA)の早期妥結を目指し,双方で最大限努力していくことを確認しました。

(2)安倍総理大臣から,福島県産食品等の輸入規制緩和・撤廃に向けた協力を要請したところ,レンツィ首相からは,基本的にはEUの問題であるが,イタリアとしてもできるだけ努力したい旨の発言がありました。

(3)両首脳はまた,ギリシャ問題についても意見を交換しました。

4 政治・安全保障

(1)安倍総理大臣から,国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の実践としての「平和安全法制」について旨説明したのに対し,レンツィ首相からは我が国の取組に対する支持が表明されました。

(2)両首脳は,今般, 「日伊情報保護協定」が実質合意に達したことについて,両国間の安全保障協力の一層の強化に資するものであるとして歓迎するとともに,早期の締結に向けて協力していくことを確認しました。

5 地域情勢

(1)両首脳は,東アジアや地中海を含め,海洋における「法の支配」の徹底は,日伊共通の利益であることを確認し,そのために連携していくことを確認しました。

(2)両首脳は,ロシア・ウクライナ情勢に関しても意見交換を行いました。両首脳は,ウクライナの独立と主権に関し妥協はあり得ないことを確認した上で,国際的な諸問題に関してロシアを巻き込んでいくことが重要であり,首脳レベルも含めてロシアとの対話を継続していくことが重要である点で一致しました。

6 その他

 両首脳は,来年は日本が,再来年はイタリアがサミット議長国となることから重要な責任を有しているとして,来年の伊勢志摩サミットの成功に向けて協力していくことで一致しました。


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