イタリア共和国

日伊首脳会談

平成29年3月21日

英語版 (English)

 3月21日(火曜日)午後6時から約70分間、イタリア訪問中の安倍内閣総理大臣は、イタリア首相府において、パオロ・ジェンティローニ・イタリア首相(H.E.Mr.Paolo Gentiloni, President of the Council of Ministers of the Italian Republic)と日伊首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭

(1)安倍総理から、外相としても日伊関係強化に尽力されたジェンティローニ首相と共に働けることを楽しみにしている旨述べました。さらに、安倍総理より、日伊は普遍的価値を共有し、共に国際社会の諸課題に取り組む重要なパートナーである旨述べ、G7前議長として、タオルミーナ・サミットの成功に向け、議長であるジェンティローニ首相を全力で支援したい旨述べました。
(2)これに対しジェンティローニ首相から、文化、政治、歴史的背景のもと、昨年の日イタリア国交150周年を機に、さらに関係を発展させていきたい旨の発言がありました。

2 G7タオルミーナ・サミットに向けた協力

(1)G7については、今年イタリアは昨年の我が国に続いてG7議長国を務めるので、G7タオルミーナ・サミットの成功に向けた新旧議長間の緊密な連携を確認しました。特に、世界における保護主義や内向き志向の台頭も懸念される中で、G7の価値・結束・責任が揺るがぬ事を世界に示すべきとの点で一致しました。
(2)具体的には、両首脳は、世界経済の成長軌道への回帰を確固たるものとし、下方リスクや格差への不満にも対処する必要があり、G7が世界経済をリードしていく上で、財政出動も含め、全ての政策手段を用いていくことを再確認しました。また、両首脳は、保健及び女性の活躍等の伊勢志摩サミットの主要課題を更に進展させることで一致しました。
(3)政治・外交分野でも、東アジア情勢や海洋安全保障といったテーマについて、G7が引き続き議論を深めていく重要性を確認しました。
(4)ジェンティローニ首相からは、アフリカの食料安全保障の問題を取り上げたいとの発言がありました。

3 日EU関係

 両首脳は、日EU・EPAの早期の大枠合意を実現するために緊密に連携していくことで一致しました。

4 地域情勢

(1)東シナ海・南シナ海情勢について、両首脳は、法の支配に基づく国際秩序の維持のため、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
(2)北朝鮮については、最近の弾道ミサイルの発射を踏まえ、安保理決議の実効性を確保すべく両国で連携していくことで一致しました。また、安倍総理からは、北朝鮮による拉致問題について、日本とEUで国連人権理事会に決議を提出しており、引き続きイタリアからも理解と支持を得たい旨を説明し、ジェンティローニ首相からその解決に向けた取組への理解と支持を得ました。
(3)両首脳は、ロシア・ウクライナ情勢についても意見交換を行い、G7の結束を重視しながら、緊密に連携していくことを確認しました。

5 二国間関係

(1)両首脳は、テロ対策について協力を深めていくことを確認しました。
(2)両首脳は、防衛装備品・技術移転協定の交渉を開始することで一致しました。
(3)また、安倍総理から、福島県産等の日本食品等を対象とする輸入規制の撤廃への期待を表明しました。これに対し、ジェンティローニ首相からは、安全な食品について規制を撤廃していくとの約束を果たしていく旨発言がありました。

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