ロシア連邦

ペルーAPEC首脳会議の際の日露首脳会談

平成28年11月19日

 11月19日(現地時間),APEC首脳会議出席のためにペルー・リマを訪問中の安倍総理大臣は,プーチン・ロシア連邦大統領との間で,約1時間10分にわたり日露首脳会談を行った。会談は,午後5時30分から同席者を交えて約35分間,その後日露双方の通訳のみを交えた両首脳のみで約35分間行われた。来月に予定されるプーチン大統領の訪日に向けた準備状況を両首脳で直接確認し合う最後の機会となった。

1 総論

(1)プーチン大統領から,外交当局間を始め二国間関係を前進させるメカニズムが再開され,貿易経済分野の関係の活発化に向けた作業も継続している旨の肯定的な評価が示された。

(2)安倍総理から,来月の訪日に向けて幅広い分野で活発な協議が行われ,準備が着々と進んでいることを歓迎する,地元山口県長門市も訪問準備で盛り上がっている別ウィンドウで開く,12月15日の長門市での会談の翌日は東京で会談することとしたい旨述べた。また,ウラジオストク訪問後も,マトヴィエンコ連邦院議長の訪日,世耕大臣の訪露,谷内国家安全保障局長の訪露,シュヴァロフ第一副首相の訪日による貿易経済日露政府間委員会等,両国間の政治対話が活発化している旨指摘した。

2 プーチン大統領訪日に向けた準備

(1)プーチン大統領から,両国間の活発な政治対話・要人往来について前向きな指摘があり,また,安倍総理が提案した8項目の「協力プラン」は日露関係を前進させる上で良いものであるとして,その具体化に言及。また,人的交流も更に伸ばしていきたい旨述べた。

(2)これに対し,安倍総理からは,9月のウラジオストクでの会談以降,自分から直接指示を出し,訪日に向けた準備を進めさせている,大統領訪日の前に岸田大臣が訪露して,詰めを行う旨述べた。

3 平和条約締結問題

 平和条約締結問題について,安倍総理から,ウラジオストクの会談で時間をかけて真剣に話し合った結果を受けて,この2か月半の間,更に考えを深めてきたと述べ,プーチン大統領からは,両国外務省間で平和条約締結交渉が継続していることへの言及があった。この問題については,その後,両首脳だけの間で意見交換が行われた。

4 経済分野

 経済分野については,安倍総理から,世耕大臣が訪露してモスクワで開催された8項目の「協力プラン」のハイレベル作業部会の結果を受け,大統領訪日に向けた優先プロジェクトの成果作りが進展していること,及び,「協力プラン」の具体化に関する作業計画が合意されたことを歓迎する旨述べ,世耕大臣から合意文書を両首脳に手交した。

5 国際情勢

 安倍総理から,シリア,北朝鮮,ウクライナといった国際問題において,ロシアが果たすべき建設的役割についての日本の立場を述べ,まずは岸田大臣とラヴロフ大臣との間で意見交換した上で,山口で我々首脳の間でも話し合いたいと述べた。


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