欧州連合(EU)

日EU外相会談

平成29年4月10日

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  • (写真1)日EU外相会談
  • (写真2)日EU外相会談

 4月10日(月曜日)13時00分から14時20分までの約80分間、G7外相会合に参加するためイタリア・ルッカを訪問中の岸田文雄外務大臣は、フェデリーカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長との間で、G7外相会合に先立ち、昼食を交えつつ外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭

(1)岸田大臣より、3月にローマで行われたEU首脳会合において、今後ともEUが結束を維持し、世界で主要な役割を果たし続ける力強い意思を表明したことを評価する等述べました。モゲリーニ上級代表より、不透明性の増す中、世界は強いパートナーシップのネットワークを必要としており、日EUは、ルールに基づく国際秩序、貿易システムの維持のため、パートナーシップを一層強化していくべきである等述べました。
(2)岸田大臣とモゲリーニ上級代表は、G7外相会合に最も長く参加する外相同士として、日本と欧州が米国と連携し、自由で開かれた国際秩序を維持・強化できるよう、今回のG7外相会合を含め、緊密に連携していくことで一致しました。

2 シリア

 岸田大臣とモゲリーニ上級代表は、シリアにおいて再び化学兵器の使用により罪のない多くの一般人が犠牲となったことに対し、化学兵器の使用は絶対にあってはならず、OPCWによる事案の早急な真相究明が必要であるとの見解に一致しました。
 また、現在のような危機的かつ困難な状況においてこそ、アサド政権に影響力を有するロシアとの対話の継続が重要であるとの認識でも一致しました。

3 日EU関係

(1)岸田大臣とモゲリーニ上級代表は、日EU経済連携協定(EPA)と日EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)のできる限り早期の大枠合意に向け、双方で最大限努力していくことで一致しました。
(2)岸田大臣から、英国のEU離脱交渉に際し、欧州進出日系企業を含む経済への影響が最小化されるよう改めて要請するとともに、政治・安保面でもEUと英が緊密に連携に保たれることへの期待を表明しました。モゲリーニ上級代表は、4月29日にEU27カ国首脳は離脱交渉の方針に合意し、秩序だった離脱に向けた道筋を立てていく考えであり、英とは異なるけれども緊密な関係を築いていき、EUの団結を維持していく考えである等述べた上で、離脱交渉について透明性を確保していく旨述べ、双方は緊密に意思疎通をしていくことを確認しました。
(3)岸田大臣とモゲリーニ上級代表は、自由で開かれたインド太平洋戦略とEUグローバル戦略は方向性を同じくするものであり、EUの東南アジアにおける海洋能力構築支援の実施やアジア欧州間の連結性強化等、連携・協力していくことで一致しました。

4 地域情勢

 岸田大臣とモゲリーニ上級代表は、このほか、北朝鮮を含む東アジア情勢、欧州情勢、中東情勢等についても意見交換を行いました。

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