欧州連合(EU)

日EU首脳会談

平成28年5月4日

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 ブリュッセルを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,トゥスク欧州理事会議長及びユンカー欧州委員長との間で,現地時間3日午後5時45分から約45分間首脳会談を,午後6時30分から約75分間夕食会をそれぞれ行ったところ,概要は以下のとおりです。

  • 日EU共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)

1 冒頭,トゥスク議長及びユンカー委員長からの歓迎の辞を受け,安倍総理から,3月のブリュッセルにおけるテロ事件犠牲者及びご家族に心からお悔やみ申し上げる先月の熊本における地震の際のEUからの連帯の意と弔意の表明に感謝する,トゥスク議長及びユンカー委員長と緊密に協力し,G7伊勢志摩サミットを成功に導くとともに,日EU関係の一層の強化についても議論したい旨述べました。

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(1)日EU関係について,日EU双方の首脳は,戦略的パートナーである日EU間で交渉中の経済連携協定(EPA)の本年のできる限り早期の大筋合意及び戦略的パートナーシップ協定(SPA)の早期妥結を実現するよう,両交渉担当者に交渉の加速化を指示することで一致しました。

(2)また,安倍総理から,日EU航空安全協定の正式交渉開始を歓迎する,EUの福島県産品等の日本産食品等の輸入規制緩和が着実に進んでいることを評価するが,撤廃に向け更なる取組を期待する旨述べるとともに,個人情報の円滑な越境移転促進は重要であるので,同分野での日EU間の対話を加速していきたい旨述べました。

(3)両首脳は,安全保障分野において共通安全保障・防衛政策(CSDP)ミッションの活動と日本のODAの連携,アデン湾での海賊対処のための共同訓練など協力が進展していることを歓迎するとともに,この分野の協力を一層強化することで一致しました。

3 伊勢志摩サミットについて,安倍総理から,世界の諸課題について,価値観を共有するG7らしい議論をしたい,最大のテーマとなる世界経済とテロや難民問題への対応について,G7の結束と力強いメッセージを示したい,世界経済の持続的かつ力強い成果を牽引するため,構造改革の加速化と共に,機動的な財政出動も辞さないという,一段と強いメッセージを伊勢志摩サミットで出すべき旨を述べました。これに対し,先方より,EU側の優先事項がG7の主要議題となっている旨評価するとともに財政出動の役割の重要性についても賛同を得ました。

4 このほか,両首脳は,中東情勢,アジア情勢及びウクライナ情勢等国際情勢の幅広い課題について忌憚ない意見交換を行いました。


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