ブルガリア共和国

日・ブルガリア首脳会談

平成30年1月14日

英語版 (English)

  • ボリゾフ・ブルガリア首相の出迎えを受ける安倍総理大臣
    (写真提供:内閣広報室)
  • 握手する両首脳
    (写真提供:内閣広報室)
  • 日・ブルガリア首脳会談
    (写真提供:内閣広報室)

 1月14日(日曜日)16時30分(現地時間。日本時間23時30分)から約50分間,ブルガリアを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,ボイコ・ボリソフ・ブルガリア首相(H.E. Mr. Boyko Borissov, Prime Minister of the Republic of Bulgaria)と日・ブルガリア首脳会談を行いました。概要は以下のとおりです。

1 冒頭発言

 冒頭,安倍総理より,日本の総理として初めて,また私自身としては35年ぶりにブルガリアを訪問でき大変嬉しい,EU議長という重責を担うボリソフ首相に心から敬意を表すると共に,成功をお祈りする,日EU関係強化に向け協力したい旨述べました。ボリソフ首相よりは,日本の総理のブルガリア訪問を心より歓迎する旨述べました。

2 日・ブルガリア関係全般

(1)二国間関係について,安倍総理から,2019年は日ブルガリア関係にとって,交流開始110年,外交関係樹立80年,外交関係再開60年にあたり,この機会に「3つの周年」実行委員会を立ち上げ,この意義深き年を祝賀したい旨述べました。

(2)両首脳は,人的交流をはじめとした協力を更に発展させることで一致しました。また安倍総理は,ドンチェフ副首相を日本へ招待する旨述べました。

(3)安倍総理は,経済交流の促進のため,本年中にJETROミッションを派遣する旨述べました。これに対し,ボリソフ首相からは,ブルガリアはEUへのアクセスに適しており,また経済指標もEUの中でもっともよい部類に入る旨述べました。両首脳は二国間経済関係を一層発展させることで一致しました。

3 日EU関係

 日EU関係については,両首脳は,法の支配に基づく国際秩序が挑戦を受ける中,その維持・強化こそ,基本的価値を共有する日本と欧州が共に取り組むべき外交安全保障上の最重要課題であることを確認しました。その上で安倍総理は,欧州が一体性を保ち,強く結束し,今後も統合を着実に推進することが重要である点を強調しました。また,両首脳は,日EU・EPAの交渉妥結は,世界中で保護主義の動きが広まる中,日EUが自由貿易の旗手としてその旗を高く掲げていくとの揺るぎない政治的意思を全世界に対して示すものとの認識を共有しました。同EPAの早期の署名・発効に向け,引き続き協力していくことで一致しました。

4 西バルカン支援

(1)ボリソフ首相からEU議長国として西バルカン地域の欧州統合という課題に優先的に取り組んでいる旨の説明がありました。これに対し,安倍総理は,日本としても西バルカン地域の安定を重視しており,「西バルカン協力イニシアティブ」の下,この地域全体への協力を更に推進していく旨述べました。さらに,ドナー国として西バルカン諸国を支援するブルガリアに対し,ドナー国としての日本の知見を共有する用意がある旨述べました。

(2)これに対して,ボリソフ首相から,同「イニシアティブ」を歓迎する旨の発言がありました。

(参考)西バルカン協力イニシアティブ
 EU加盟を目指す西バルカン地域各国の経済社会改革を支援し,西バルカン地域の各国間の協力を促進させることを目的としたもの。具体的には,外務省に西バルカン担当大使を新設し,各国との対話を強化するほか,地域全体の課題である防災,環境等の分野で専門家派遣やセミナー開催を通じて日本の先進的知見を共有する予定。また,新規の協力案件発掘・形成のため年内にJICA調査団も派遣する予定。

5 北朝鮮

 安倍総理より,北朝鮮は,今やソフィアまで射程に入れ得る弾道ミサイルを発射するなど,欧州全体にとっての脅威である,北朝鮮をはじめとする国際社会の諸課題に対し共に連携したい旨述べました。両首脳は,核武装した北朝鮮は断じて受け入れられず,新たな安保理決議の完全履行を含め,あらゆる手段により圧力を最大限まで高め,北朝鮮に政策を変えさせなければならないことを確認しました。また,拉致問題については,安倍総理から早期解決に向けた理解と協力を求め,支持を得ました。


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