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外交政策Q&A
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平成13年4月

●北朝鮮との国交正常化は本当に日本の国益となるのでしょうか。

  1. 我が国が北朝鮮との間で国交正常化を行うということにはいくつかの側面があります。第一に、我が国がかつて植民地支配を行った地域との関係を正常化するという側面です。我が国がかつて朝鮮半島を支配下に置いたこと、及びそこに住む人々が耐え難い苦痛と悲しみを感じたことは紛れもない事実です。こうした過去の歴史を直視し、朝鮮半島との関係を正常なものとすることは、我が国にとって歴史的・道義的な課題であるともいえるでしょう。ちなみに、国連に加盟している200近い国々の中で、我が国が国交を持っていないのは、我が国の目と鼻の先にある北朝鮮のみです。これほど地理的に近接した日本と北朝鮮が、半世紀以上にもわたりそのような関係のままでいること自体不正常なことであるといえましょう。
     第二に、日本の安全保障に直接の影響を及ぼす北東アジア地域に平和と安定をもたらし、ひいては我が国の安全保障を高めるとの側面があります。特に、我が国を射程に収めた北朝鮮の弾道ミサイルは、我が国に対する直接の脅威であり、これを取り除く必要があります。そのためにも、日朝間に対話の場を設け、その脅威を小さくしていくことは我が国の安全保障上の利益になるものと考えます。
     第三に、拉致問題などの人道問題をはじめとする日朝間の様々な懸案において、目に見えるような進展を得るとの側面があります。そのためには、いたずらに北朝鮮を孤立に追いやるのではなく、むしろ対話を進めていくことにより、これらの解決の糸口を見出していくほかはないと考えています。

  2. 北朝鮮との交渉は容易なものではなく、決して焦る必要はありませんが、北朝鮮との間で対話に努め、これを1つ1つ進めていくことで、やがては信頼関係の醸成につなげていくことが大切だと思います。

  3. 以上に述べたような、幾つかの側面を踏み外さずに日朝間で国交正常化が実現すれば、それは我が国の国益に資するものと考えます。国交正常化という大きな目標に向け粘り強く取り組んでいくことこそが、日本にとって最善の選択であると考えています。

(参考) これまでの日朝国交正常化交渉


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