【中国西部における大地震】
2008年5月12日、四川省において大地震が発生し、甚大な被害が出ましたが、地震発生翌日の13日、日本国政府は、5億円相当の緊急支援を決定し、緊急援助物資を供与しました。このほか、国際緊急援助隊・救助チーム61名および医療チーム23名の派遣も行い、5月30日には、総額5億円を上限とする追加支援を発表し、実施しました。日本の国際緊急援助隊は中国の受け入れた初めての外国の救援隊であり、中国国内で高い評価と深い感謝の念を持って迎えられました。2008年7月、G8北海道洞爺湖サミットに出席するため来日した胡錦濤国家主席は、国際緊急援助隊に対し、謝意を表明しました。地震の復興支援についても、同サミットの際に行われた日中首脳会談でのやりとりを踏まえ、日本が有する震災復興の経験や知識、技術などのソフト面を重点とした協力を推進しています。
【ラクイラ地震】
2009年4月にイタリアのラクイラ県で発生した深刻な地震被害を受け、ベルルスコーニ・イタリア首相は、7月に予定されていたG8サミット開催地をラ・マッダレーナ島からラクイラに変更することを決定し、被災地に対する連携の重要性を訴えました。7月7日、G8サミットに参加するためにイタリアを訪問した麻生総理大臣は、ベルルスコーニ首相と会談を行い、ラクイラ地震被災に対するお見舞いを伝えるとともに、日本国民や民間企業からの義援金や物資の提供に加え、我が国政府として協力を進めていく旨伝え、ベルルスコーニ首相から日本の協力の申し出に対し深い感謝が表明されました。
これを受け、2009年8月現在、政府は、日本の耐震技術を活用した体育館兼避難施設建設への資金協力に向けラクイラ市と協議を行っています。また、日本人建築家の坂茂(ばん しげる)氏による紙のコンサートホール(収容規模1000人)建設実現のため50万ユーロの資金協力を行う予定です。更に、文化財修復分野での協力を検討するため、2009年8月10日~15日まで、日本人専門家を現地に派遣しました。