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日・ウクライナ首脳会談(概要)

平成21年3月25日

(写真)

(写真提供:内閣広報室)

 3月25日(水曜日)午後7時より午後9時50分頃まで、麻生総理大臣は、訪日中のティモシェンコ・ウクライナ首相と首脳会談を行うとともに、共同記者発表に引き続き夕食会において、二国間関係及び国際情勢につき意見交換を行ないました。会談の概要は以下のとおりです。両首脳は、今回の会談の成果を踏まえ、今後の協力強化と方向性を確認する「日本・ウクライナ共同声明(骨子仮訳)」を発出しました。

1.二国間関係

(1)冒頭、麻生総理より、「自由と繁栄の弧」の考え方のもと、日本とウクライナとの間で対話や協力が進展していることを歓迎するとともに、今後もウクライナの民主化と市場経済化の努力を支援していくとの日本の方針を伝達しました。これに対しティモシェンコ首相より、訪日招待と首脳会談実現への謝意表明とともに、麻生総理による「自由と繁栄の弧」の考え方への高い評価や、ODA等これまでの日本のウクライナに対する継続的な支援、両国間関係の緊密化に対する謝意が表明されました。

(2)両首脳は、両国の経済関係を更に発展させていくことを確認しました。この関連で、両首脳は、日本・ウクライナ経済合同委員会会合の開催(本年3月、東京)や、日本貿易保険とウクライナ輸出入銀行との協力に関する覚書の締結(3月25日、東京)を歓迎しました。

(3)両首脳は、次回科学技術協力委員会会合を双方の都合の良い時期に東京で開催することで一致しました。

(4)両首脳は、気候変動分野で、先般「グリーン投資スキーム」に基づきウクライナから日本への排出割当量の移転が両国間で合意されたことを歓迎するとともに、これによりもたらされる日本の資金と技術を効果的に活用していくことで一致しました。また、麻生総理から、日本の環境技術関連企業のミッションを、双方の都合の良い時期にウクライナに派遣する用意がある旨伝達し、ティモシェンコ首相はこれを大いに歓迎しました。また、本年末のCOP15における次期枠組み合意に向けた協力を確認しました。

(5)現下の経済・金融危機への対応について、麻生総理から、金融分野の専門家を早期にウクライナに派遣する考えを表明し、ティモシェンコ首相より同専門家の派遣に強い期待を表明するとともに、日本政府が先にIMFに対する1000億米ドル相当の融資を決定したことへの高い評価が示されました。また、麻生総理からは、IMFが承認したウクライナ向け164億ドルの融資がスムーズに実施されるために、ウクライナ国内が一致してIMFと協力することが重要である旨述べました。両首脳は、世界経済回復のためには保護主義に対抗することが重要である点で意見が一致しました。

2.国際場裡における協力、国際情勢

(1)両首脳は、国連安保理改革について、常任及び非常任双方の議席拡大を含む安保理改革の早期実現のために協力していくことで一致しました。ティモシェンコ首相からは、日本の安保理常任理事国入りに対する支持が表明され、これに対し、麻生総理より謝意を表明しました。

(2)また、両首脳は、来週ロンドンで開催されるG20に向けた現下の世界経済情勢、アジア情勢、欧州情勢等、双方が関心を有する地域・国際情勢について意見交換を行いました。

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