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トルコ北西部地震の概要と我が国の支援 I.地震の概要
1.8月17日の地震(マルマラ地震)
(1)日 時:8月17日午前3時2分(日本時間17日午前9時2分)
(2)震 源:イズミット市(トルコ北西部、イスタンブルから東へ約110キロ、人口約50万人の工業都市)
(3)規 模:M7.4
(4)被害状況等
- 死者17,262人、負傷者43,953人。
(99年11月16日トルコ首相府緊急対策本部発表)- トルコの全GDPの約35%を占める地域で、総人口約6千万人のうち22%が 住む地域が被災。
- トルコ政府国家計画庁によれば同地震の総被害総額は約90〜130億ドル。
- 世銀は直接的な被害額を30〜65億ドルと試算。
(参考:トルコGNP2,046億ドル(98年) → 1,851億ドル(99年))2.11月12日の地震(デュズジェ地震)
(1)発生日時:11月12日18時57分(日本時間13日午前1時57分)
(2)震源地:デュズジェ市(トルコ北西部、イスタンブルから東へ約170キロ)
※デュズジェ市は、12月にボル県より分離し、デュズジェ県の県庁所在地となった。
(3)規 模:M7.2
(4)被害状況等
- 死者818名、負傷者約5千名。
(99年12月15日トルコ首相府緊急対策本部発表)II.日本政府の支援
- 1.8月17日の地震(イズミット地震)
(1)国際緊急援助隊
- (イ)人命救助
- 第1陣20名、第2陣17名(消防庁25名(神戸市消防局4名と尼崎市消防局2名の阪神大震災の救援活動経験者計6名を含む)、海上保安庁3名他)が8月18日より22日までヤロヴァ市で救助活動を実施。生存者1名(74歳女性)を救出。
(ロ)医療
(ハ)ライフライン復旧支援
- 第1陣として緊急医療専門医師3名を含む16名(8月18日より28日までヤロヴァ市及びアダパザル市で診療活動)を、また、第2陣として小児科、内科の専門医師を中心に15名を派遣(8月27日から9月9日まで)。
- 阪神・淡路大震災時のライフラインの復旧経験者(神戸市と兵庫県から11名、JICA3名を含む計20名)をアドヴァイザーとして8月27日より9月7日まで派遣。
(ニ)耐震対策
(ホ)仮設住宅建設指導(下記(4)参照)
- 被災後の住宅、道路、橋梁等の安全状況を緊急に調査する耐震調査専門家チーム8名(建設省3名、国土庁1名、JICA2名、外務省1名他)を派遣(8月22日〜28日)。
- 国際緊急援助隊耐震診断専門家チームの報告を受けて、9月5日より19日まで、建築物危険度診断専門家チーム7名(建設省4名、東京大学1名、兵庫県、大阪 府各1名)を派遣。
- 国際緊急援助隊仮設住宅建設指導専門家チーム(プレハブメーカー社員、兵庫県職員等)を派遣(10月12日〜11月8日)。
- アダパザル県アドリエ村の仮設住宅建設サイトにて、トルコ人技術者に対し、我が国より無償提供した仮設住宅の建設指導を行い、建設技術を移転(建設指導は自衛隊艦船による仮設住宅500戸が到着した翌日の10月20日より開始)。
- (2)緊急円借款供与(合計236億円:約2億ドル)
震災復興のために緊急に必要な物資の輸入(輸送費等の役務費用を含む)に充てるための商品借款供与。
(3)緊急物資・無償援助(合計440万ドル:約5億2800万円)
- (イ)緊急物資と緊急無償援助で総額約100万ドルの支援表明(8月18日)
- 緊急物資4800万円相当(テント、毛布、発電機、スリーピングマット、プラスチックシート、簡易水槽)
- 緊急無償援助60万ドル
(ロ)緊急物資と緊急無償援助併せて総額約200万ドルの追加支援表明(8月27日)
- 緊急物資約100万ドル相当(発電機、大工道具、毛布、簡易水槽等を9月4日本邦発カーゴチャーター便にて輸送)
- 緊急無償援助100万ドル
(ハ)仮設住宅の輸送費充当のため緊急無償援助140万ドルの追加支援表明(9月21日)
- (4)仮設住宅供与(合計1,900戸) ※11月の地震被災地への供与分も含む
トルコ政府の要請に基づき、兵庫県より阪神大震災の被災者が使用していた仮設住宅計約1900戸の無償提供を受けてトルコ政府に提供した。
建設地は、8月の地震の被災地アダパザルと11月の地震の被災地デュズジェの2カ所に分かれている。(5)NGO支援(約2,150万円)
被災地にて暖房器具設置等越冬支援事業を実施する我が国のNGO「シャンティ国際ボランティア協会」に対して約2,150万の援助を決定(10月26日閣議発言)。
同NGOは、アダパザル県内の仮設住宅(但し、「日本村」ではない)サイトにおいてセントラル・ヒーティングシステムの建設、下水配管工事等を実施。2.11月12日の地震(デュズジェ地震)
(1)国際緊急援助隊
13日夜、現地の被害状況調査とわが国に求められる現場でのニーズの把握等のため、先遣隊(外務省1名、JICA2名)を派遣。
15日、国際緊急援助隊・医療チーム(19名)を医薬品・医療資機材とともに、約2週間にわたり派遣(派遣期間:11月16日〜28日)。(2)緊急物資・無償援助
総額2,477万円相当(約25万ドル)の緊急物資援助(毛布、スリーピング・マット)及び50万ドルの緊急無償援助(プレハブ病院建設に充当、於:ボル)を実施。
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