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日・ルーマニア首脳会談(概要)

平成22年3月10日

  • 日本・ルーマニア首脳会談の写真
  • バセスク大統領と握手する鳩山総理の写真
    (写真:内閣広報室)
  • 署名式に立ち会う両首脳の写真

本10日(水曜日)午後7時過ぎより午後9時30分頃まで、鳩山総理大臣は、公式実務訪問賓客として訪日中のバセスク・ルーマニア大統領と首脳会談及び夕食会を行い、二国間関係、国際場裡における協力及び国際情勢につき意見交換を行いました。概要は以下の通りです。
 なお、首脳会談後、夕食会に先立ち、両首脳立ち合いの下、ブカレスト国際空港アクセス鉄道建設計画に対する我が国の円借款供与に関する交換公文等署名式が行われました。


1.二国間関係総論

 鳩山総理より、昨2009年末の大統領再任への祝意と今次訪日への歓迎を表しつつ、秋篠宮同妃両殿下のルーマニアご訪問等、昨年の両国外交関係再開50周年関連事業を契機に発展しつつある両国関係の一層の強化を目指したい旨述べました。
 バセスク大統領より、日本政府の招待で改めて訪日でき古い友人に会いに来たような気持ちである、秋篠宮同妃両殿下のご訪問をはじめ近年の両国関係の進展をうれしく思う、ODA、直接投資等、体制転換後の20年間におけるルーマニア近代化に果たした日本の官民双方の暖かい支援と支持に心からの感謝を伝えたいと述べました。
 なお夕食会で、スポーツ分野でのルーマニア人の活躍(ナディア・コマネチ(女子体操)、リディア・シモン(女子マラソン)、アリナ・ドゥミトル(女子柔道・北京五輪金メダル)につき話題となりました。


2.日ルーマニア経済関係、日EU経済関係

(1)鳩山総理より、多数のルーマニア経済人が今次訪日に同行していることや、短期滞在ルーマニア人への我が国査証免除の試行的実施を挙げつつ、両国間交流が一層進み経済関係強化につながることを期待する旨述べました。また、鳩山総理より、EUとの関係を一層緊密にし相互にウィン・ウィンの関係にしたく、将来の日EU間のEPAに向けて議論を深めていきたい旨述べました。

(2)バセスク大統領より、鳩山総理の発言に理解を示しつつ、ルーマニアでは地熱発電、農業等、日本との協力の可能性を有する産業/企業があるので日本経済界の一層の関心を期待する、日EU間では2011年以降の新たな日EU行動計画を早期に作成するとの課題もある旨指摘し、鳩山総理より同意しつつ、新行動計画策定の過程などを通じて、ルーマニアやEUとは環境・気候変動対策の面を中心に協力関係を深めていきたいと考えている旨応じました。


3.アフガニスタン

(1)バセスク大統領より、アフガニスタン南部での治安維持活動等に従事するルーマニアの努力につき説明すると共に、日本が憲法上の制約の下で文民分野で大きな支援を行っていることを高く評価する、この分野での協力は軍事面での努力と同様に重要であると述べました。

(2)鳩山総理より、ルーマニアが尊い犠牲を払いつつアフガニスタンの平和と安定のために払っている努力に敬意を表しつつ、日本は引き続きアフガニスタンの民生復興、警察訓練、再統合といった分野に力を入れていきたい旨述べました。


4.国連安保理改革

(1)バセスク大統領より、日本は他の重要な国々と共に常任理事国となる必要がある国である、ルーマニアはいずれの国との議論においても常にこの立場を強く述べている、その理由は、ルーマニアは、日本は政治的、経済的に重要な役割を占める国である、と考えるからであり、また、ルーマニアは、国際社会は第2次世界大戦の残滓を取り払うべきであると考えるからである旨述べました。

(2)鳩山総理より、日本の常任理事国入りを明確に支持頂き感謝する、安保理改革の早期実現に向け貴国とも引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。


5.この他、両首脳は、気候変動、イランの核問題といった国際社会の諸課題の早期解決に向け協力していくことで一致するとともに、欧州安全保障情勢、北朝鮮、中国等、双方が関心を有する国際情勢について意見交換を行いました。


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