3月29日、鳩山総理は訪日中のソマレ・パプアニューギニア独立国首相と約45分間会談を行ったところ、概要は以下のとおり。
1.二国間関係
(1)総論
- (イ)冒頭、鳩山総理より概要以下のとおり発言。
貴首相の訪日を歓迎する。日本としては、地域における大国であるPNGとの関係を更に強化していきたい。また、今般在京PNG大使館新事務所が開館し、更に両国の直行便が週2便に増便されることで日・PNG間関係が一層緊密化することを期待する。 - (ロ)これに対し、ソマレ首相より、この度の訪日招待に感謝する、今次訪日により、改めて日本との協力関係強化の機会が得られたことは喜ばしい旨応答。
(2)遺骨収集・慰霊事業
- (イ)鳩山総理より概要以下のとおり発言。
PNGでは太平洋戦争中に約13万人の日本人が戦没し、現在まで約5万柱の遺骨が回収された。PNG政府の遺骨収集・慰霊事業に対するこれまでの協力に感謝するとともに、今後ともご協力をお願いしたい。 - (ロ)これに対しソマレ首相より、今後とも日本の遺骨収集・慰霊事業に協力していきたい旨応答。
(3)経済関係(含むLNGプロジェクト及び投資協定交渉の開始)
- (イ)鳩山総理より概要以下のとおり発言。
LNGプロジェクトにおける日PNG両国の協力の進展は喜ばしい。貴国からのLNGの安定供給のため、協力をお願いしたい。また、更なる経済関係強化のため、貴国との投資協定締結に向けた交渉を開始することを提案したい。 - (ロ)これに対し、ソマレ首相より以下のとおり応答。
日・PNG二国間投資協定の締結は日本からの投資保護及び投資促進にもつながるため、交渉開始に合意し、積極的に進めたい。
(4)経済協力
ソマレ首相より、特に教育、保健、交番制度等について支援を検討いただければ有り難い旨発言。これに対し、鳩山総理より、日本として今後とも貴国の自助努力による国づくりを積極的に支援していく考えであり、貴国からの具体的な提案を踏まえて検討していきたい旨応答。
(5)PNG訪問招待
ソマレ首相より鳩山総理をPNGに招待したのに対し、鳩山総理より、折りを見て、機会があれば貴国を訪問したい旨応答。
2.環境・気候変動
(1)鳩山総理より概要以下のとおり発言。
PNGがコペンハーゲン合意への支持を表明しただけでなく、自国の削減行動を気候変動枠組み条約事務局に提出したことを高く評価する。今後とも貴国と協力していきたい。
(2)これに対し、ソマレ首相より概要以下のとおり応答。
鳩山イニシアティブを歓迎し、その一環として実施が決定された森林保全に係る無償資金協力について日本からの支援に感謝する。また、昨年5月に開催された太平洋・島サミットにおいて表明された島嶼国に対する68億円の支援についても改めて感謝したい。
3.その他
(1)安保理改革
ソマレ首相より、PNGは日本の常任理事国入りを一貫して支持しており、引き続き協力していきたい旨発言。これに対し、鳩山総理より貴国からの支持に感謝する旨発言。
(2)フィジー問題(首脳会談後に引き続いて行われた官房長官主催の夕食会におけるやりとり)
両国は、フィジーとの対話を重視しつつ、引き続きフィジーの民主化復帰を働きかけるために連携することで一致。
