中南米

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ルゴ・パラグアイ大統領の訪日(概要)

平成24年6月1日


1. 日程概要

  1. (1)フェルナンド・ルゴ・メンデス・パラグアイ共和国大統領は,実務訪問賓客として,5月29日(火曜日)から6月1日(金曜日)の日程で訪日しました。同大統領には,ララ・カストロ外務大臣,カルドソ農牧大臣,リバス商工大臣等が同行しました。
  2. (2)5月30日(水曜日)には,天皇陛下御会見,野田佳彦内閣総理大臣との首脳会談及び野田総理主催夕食会等が行われました。
  3. (3)また,5月31日(木曜日)は京都を視察されました。

2. 首脳会談概要

  1. (1)野田総理から,ルゴ大統領の来日を歓迎するとともに,東日本大震災に際しては,パラグアイ産大豆で作った豆腐100万丁を被災地に届けるとの支援が行われたことにより,両国国民の間の絆がより一層強められた,パラグアイとは,引き続き二国間及び国際場裡における協力を促進していきたい旨表明しました。これに対し,ルゴ大統領から,1919年の外交関係開設からもう間もなく100年を迎えるが,両国関係は重要な時期にある,両国は地理的には遠いが経済的・文化的に補完関係にある,東日本大震災の際のパラグアイによる支援への御礼があったが,それはこれまでの日本による支援へのささやかなお返しに過ぎない旨述べました。
  2. (2)野田総理から,パラグアイでは,昨年来,日系企業による事業展開が進んでいる,今後の更なる投資誘致のためにも日本企業の円滑な事業展開への支援をお願いしたい,両国の経済相互補完性にかんがみ,農業分野を始めとする経済関係が一層発展することを期待する,パラグアイが有する潜在性に鑑み,農業投資の促進や知識と技術の共有に向け協力を深めていきたい旨述べました。これに対し,ルゴ大統領は,パラグアイは農業国ではあるが将来的には工業国となることを目指しており,鍵は外国投資である,パラグアイ政府としては技術移転を通じ一次産品に価値を付けることを目指している旨応答しました。
  3. (3)ルゴ大統領から,JICA等を通じた技術支援には感謝している,パラグアイが農業国として成長したのもJICAの支援があったからこそである旨述べました。野田総理から,我が国は,長年,パラグアイに対するODAの最大の供与国の一つとして,パラグアイの経済・社会の発展に貢献してきた,今後とも,格差是正及び持続的経済開発を重点分野として支援していく考えである旨述べました。
  4. (4)野田総理から,日系社会の存在とその活動は,パラグアイの発展に貢献してきており,両国の友好関係進展の基礎であるとした上で,日本人移住者及び移住地の安全確保の観点から,土地無し農民による私有地への不法侵入の問題が,昨年,日本人移住地にも発生したが,パラグアイ政府の対応により,問題を沈静化させたことに感謝している,引き続き特別の配慮をお願いする旨述べました。これに対し,ルゴ大統領は,土地無し農民の問題は日系人移住者のみならず全ての国民の問題となっている,これは農業行政の問題ではなく司法の問題であり,早期の問題解決に努めている,なお日系人のパラグアイ社会への貢献については十分に認識している旨応答しました。
  5. (5)野田総理から,日本と南米南部共同市場(メルコスール)との経済関係緊密化のための対話の促進などを通じ,貿易,投資を始め広範な経済分野において両者の関係が緊密化することを期待する旨表明しました。これに対し,ルゴ大統領は,昨年のメルコスール議長国時に日本の外務大臣を首脳会合へのオブザーバーとして招待した,メルコスールと日本の関係が更に進み将来的に何らかの協定ができれば嬉しい旨応答しました。

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