12月6日~7日,ビリニュス(リトアニア)においてOSCE外相理事会が開催され,飯村政府代表が我が国代表として出席したところ,概要は以下のとおり。
【ポイント】
- 加盟56か国及び協力のためのパートナー国12か国のうち,40か国以上の外相が参加。
- 各国代表が,OSCEの3つの活動分野(政治・軍事,経済・環境,法の支配・人権等)にかかる安全保障上の課題や取組について演説した。
- 紛争や国境を越える脅威への対処強化及びパートナー国との関係に関する文書等を採択。
- 我が国からは,飯村政府代表が,日・OSCE関係及び我が国の安全政策等について演説した。
1.外相理事会の概要
(1)加盟56か国及び協力のためのパートナー国12か国のうち,40か国以上の外相が参加。OSCEの活動分野である政治・軍事(第1次元),経済・環境(第2次元)及び人権・民主主義等(第3次元)にかかる課題や取組について,各国代表が演説した。
(2)各国代表はスピーチの中で,国境を越える脅威,凍結された紛争,サイバー安全保障における信頼醸成,エネルギー安全保障,デジタル・メディアにおける表現の自由,ジャーナリストの安全等,それぞれの国が重視する分野に言及するとともに,それぞれの立場を主張。
(3)紛争や国境を越える脅威への対処強化及びパートナー国との関係に関する文書等を採択。
2.飯村政府代表の演説(骨子)(スピーチ・英語)
- OSCEの包括的安全保障にかかる考え方を我が国も共有。
- OSCEが取り組んでいる課題は,OSCEの域外諸国も含め,幅広い国際社会が取り組むべき課題。
- アジア太平洋地域においては,パワーバランスの変化が近年顕著に表れており,地域情勢の将来は一層不確実。
- ARFやEASのような地域の安全保障上の枠組みをより発展させることが重要。
- 我が国は,今後ともOSCEと知見を共有し,具体的な協力を推進しつつ,ユーラシア大陸とアジア太平洋地域の橋渡し役として,両地域の平和と安定に貢献する所存。
