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平成16年5月21日
20日、訪日中のペターシェン・ノルウェー外相と川口外務大臣の会談及び川口大臣主催の夕食会が行われたところ、概要以下のとおり。外相会談では二国間関係、WTO、スリランカ和平、ミャンマー等を中心に、夕食会では北朝鮮問題、イラク、アフガニスタン、ODA、その他EU拡大等が和やかな雰囲気の中で話し合われた。なお、「ペ」外相は、同日、中川経済産業大臣、亀井農林水産大臣とも会談を行った。 1.二国間関係 川口大臣は、冒頭「ぺ」外相の訪日を歓迎し、来年が日本・ノルウェー国交樹立100周年にあたり今後も良好な両国関係の緊密化を期待すると述べた。これに対しペターシェン外相は、両国はスリランカ和平など様々な分野において協力を行っており喜ばしいと述べた。更に、川口大臣からノルウェーの来年の愛・地球博への北欧5ヵ国共同参加に謝意を表明したところ、ペターシェン外相からノルウェーの愛・地球博への参加は意義のあることであり、楽しみにしていると述べた。「ぺ」外相は、捕鯨(IWC)の分野でも両国は同様の関心を有しており、引き続き協力していきたいと述べた。 2.WTO 「ペ」外相がパリでの非公式閣僚会合に出席したこともあり、WTOについて意見交換を行った。日本とノルウェーは、ドーハ開発アジェンダの多くに共通の関心を持っており、7月末までに重要な点についての枠組みに合意するとのコミットメントを共有していること、及び農業、AD、サービス等の分野でも進展に向け緊密に協力していくことを確認した。 3.スリランカ和平 「ペ」外相から、先週スリランカを訪問した印象とスリランカ和平に関する考え方を述べた。川口大臣から、明石政府代表が昨19日まで意見交換のためスリランカを訪問しており、帰国後、報告を聞く予定である、ノルウェーとは今後更に連携を強化したいと述べた。ノルウェーと日本は、東京会議の共同議長であり、今後とも東京宣言に沿って和平プロセスを支援していくことが確認された。また、両大臣は現在スリランカ和平は停滞しているが、交渉の早期再開と、実質的進展を期待するという点で一致をし、スリランカ新政府と対抗勢力であるLTTEの双方が和平プロセスにコミットしていることを歓迎した。川口大臣はノルウェーの和平交渉の仲介者としての貢献は重要である旨述べ、「ペ」外相も、日本が東京会議をホストする等ドナーの中心的な役割を果たしていることを高く評価した。また、両国がドナー会議の共同議長として、スリランカ和平に国際社会の支援が得られるよう協力していくことを確認した。 4.ミャンマー 両外相は、5月17日より再開された国民会議にはすべての関係者の早期関与が必要との見解で一致した。 5.北朝鮮 小泉総理の訪朝を2日後に控え、川口大臣は、拉致、核、ミサイル問題の包括的解決を求めていくという我が国の基本的立場を説明し、特に拉致問題について、拉致の発生の状況、小泉総理が北朝鮮を訪朝した際に北朝鮮側が拉致の事実を認めたこと等の経緯を詳しく説明した。これに対し、「ペ」外相は日本の立場を理解し、支持すると述べた。 6.イラク 川口大臣からG8外相会合の際の議論を紹介し、我が国の立場を説明した。「ぺ」外相はノルウェーの立場を説明した。両外相は、イラク人への主権の移譲を前にした、今の時期こそイラクに対する関与が重要であるとの認識を共有した。 「ぺ」外相からは、ノルウェーの軍隊は規模が小さく、外国への長期派遣は困難であること、アフガニスタン支援強化、欧州内での部隊ローテーション等が必要であるため、当初の予定通り撤収するが、司令部要員は引き続きとどまらせるとの説明があった。川口大臣から、ノルウェーの事情は理解するが、重要な時期であり、引き続きイラク支援にコミットすることを期待すると述べ、先方は右を約した。 7.アフガニスタン 川口大臣は日本側のDDRについての努力を説明し、ノルウェーの協力を要請した。これに対して「ペ」外相はアフガニスタン支援、DDRの重要性を認識していると述べた。両外相は、世界の良い先例になるようアフガニスタン復興の成功に向け引き続き支援していくことが必要との点で一致した。 8.ODA 両外相は、日・ノルウェー援助セミナーや援助政策協議のような両国の協力を歓迎し、引き続き協力していくことで一致した。 9.その他 ノルウェーはNATOに加盟しているが、EUには加盟しておらず、「ペ」外相から、EUの拡大等についてのノルウェーの立場を述べた。 |
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