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日ルクセンブルク首脳会談(概要)

平成22年5月19日

  • (写真)ルクセンブルク大公国のユンカー首相と握手する鳩山総理の写真
  • (写真)日本・ルクセンブルク首脳会談の写真

(写真提供:内閣広報室)



 鳩山総理は、本19日(水曜日)午後6時45分より午後9時過ぎまで、来日中のユンカー・ルクセンブルク首相と、総理官邸において首脳会談及び夕食会を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、鳩山総理より、ユンカー首相がユーロ・グループ議長として多忙の中訪日したことに歓迎の意を表するとともに、明日予定される上智大学における名 誉博士号授与に祝意を伝達しました。さらに、鳩山総理より、我が国皇室とルクセンブルク大公室の親密な関係に象徴される如く、日ルクセンブルク関係は良好 であり、二国間関係強化に加え、国際金融・経済につき知見を共有し、安定した国際経済構築のために引き続き協力していきたい旨述べました。
    ユンカー首相より、鳩山総理が日本を変革させようとしておられることに敬意を表する、自分は昔から日本文化・文学・芸術にあこがれを抱いており訪日できて 嬉しい、ご多忙な総理の時間を頂き感謝する旨述べるとともに、現在の激動する国際経済の中、ルクセンブルクと日本、EUと日本が協力して対処することは極めて重要である旨述べ、鳩山総理にも是非ルクセンブルクを訪問してほしい旨述べました。
  2. 二国間の経済関係について、鳩山総理より、我が国企業は金融を中心にルクセンブルクに進出しており、両国の経済関係は良好である旨述べ、双方の努力に よりビジネス環境を整備し、より一層貿易・投資を拡大するという観点から、租税条約改定議定書が署名に至ったこと、社会保障協定の政府間交渉が始まったことは喜ばしい旨述べ、両首脳は両協定の早期実施に向け協力することで一致しました。
    ユンカー首相より、長年にわたり日本へ運航しているカーゴルクスがより良い運航条件を求めていることにつき総理の関心を惹きたい旨述べ、鳩山総理より、政府として何ができるか真剣に検討していきたいと述べました。 
  3. 日EU関係について、鳩山総理より、EUとの経済連携協定は必要であり、合同ハイレベルグループにおける「共同検討作業」を、日EU間の経済連携協定 につなげるべく、ルクセンブルクの協力を得たい旨述べました。それに対してユンカー首相より、経済連携協定が必要であることに同意する、確固たる目標を定めてEUと日本双方が強力な政治的意志を持ち、具体的な成果を積み重ねていくことが重要である旨述べました。
  4. 国際経済情勢に関し、ユンカー首相より、ユーロ圏における対応状況につき説明し、心配は無用である、また、ユーロがこれまで果たしてきた役割にかんがみると通貨の役割は極めて重要であり、各国指導者は常に意を用いていく必要がある旨述べました。これに対し鳩山総理は国際協調が重要である旨述べました。
  5. 地域協力について、鳩山総理より、自分が提唱している東アジア共同体構想に対し関係各国からも関心が表明されているが、実現に当たっては欧州統合の経験を参考にしたいと考えている旨述べ、それに対してユンカー首相より、EU統合の歩みにおける自身の経験に言及しつつ、これからの国際社会で生き抜くためには国単位では限界があり、地域統合が必要であることに疑いはなく、貴総理の構想を高く評価する旨述べました。
  6. その他、両首脳は朝鮮半島を中心とする東アジア情勢について、意見交換を行いました。

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