中南米

ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)

平成29年9月21日

1 概要

  • (1)全ての中南米諸国(ラテンアメリカ・カリブ諸国)33カ国が参加し,2011年12月に発足した組織。将来的な中南米統合を長期的な目標に掲げている。
  • (2)1980年代からの中南米諸国の協議組織であった「リオ・グループ」(RG)がその前進。中南米の問題は中南米で解決するという観点から,米州機構(OAS)と異なり米国やカナダはメンバーではない。
  • (3)年に1回首脳会合が開催されており,現在の議長国はドミニカ共和国。その後の議長国は未定。

2 経緯

  • (1)中米紛争を中南米域内諸国で解決するためメキシコ,コロンビア,パナマ,ベネズエラによって1983年に「コンタドーラ・グループ」が形成され,また同グループを支援するため1985年にはブラジル,アルゼンチン,ペルー,ウルグアイによって「コンタドーラ支援グループ」が形成された。
  • (2)中米和平合意成立後の1990年代には上記の国々を中核に他の中南米諸国も参加して,名称も「リオ・グループ」(RG)と改称され,中南米諸国の協議組織として活発に活動してきた。2000年代に入り,更にカリブ諸国も加盟し始め,2010年までにリオ・グループはキューバも含み全ての中南米諸国を包含するに至った。この間,1987年の第1回首脳会合から2010年までに21回の首脳会合,2回の特別首脳会合が開催された。
  • (3)2008年12月,ブラジルのサルバドールにほぼ全ての中南米諸国首脳が集まり,RG特別首脳会合を開催し,同時に第1回ラテンアメリカ・カリブ首脳会合(CALC)が開催された。この時の「サルバドール宣言」において,「米国から自立した地域統合を目指す」として,CELACの設立意図表明が行われ,2010年2月に開催された第2回CALCでもこの方針が確認された。
  • (4)2011年12月,ベネズエラのカラカスにおいて第3回CELACが開催され,正式にCELACが発足した。

3 組織

  • (1)「設立条約」のような法的文書はなく,首脳が署名した「カラカス宣言」,「カラカス行動計画」が根拠となっており,条約に基づいた機構ではなく緩やかな繋がりの組織となっている。
  • (2)最高意思決定機関は首脳会合であるが,前・現・次期議長国及びカリコム議長国で構成される「カルテット」が対外的にCELACを代表する。
  • (3)年1~2回開催される閣僚会合,各国から1名が任命され,閣僚会合の前に開催される調整国会合などがある。

4 加盟国一覧

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