中東

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ナーセル・クウェート首相の来日
(概要と評価)

平成20年7月29日

1.日程

(1)ナーセル・クウェート首相は、7月26日(土曜日)から29日(火曜日)まで、公賓として来日し、28日(月曜日)に官邸における歓迎式典、福田総理との会談及び総理主催昼食会への出席、29日(火曜日)に河野衆議院議長との会談、天皇陛下との御会見、経済4団体共催昼食会への出席を行った。

(2)この他、石破防衛大臣、日・クウェート友好議員連盟(会長:高村外務大臣)、日・クウェート協会の表敬を受け、都市交通システムの視察を行った。

2.概要

(1)首脳会談

 双方が、良好な二国間関係を確認するとともに、今回設立に合意した政府間合同委員会の場において今後様々な分野での協議が進められることへの期待を示し、二国間関係の活発化を歓迎した。また、福田総理から石油にとどまらない幅広い経済分野における協力関係発展に向けての期待が示されたことに対し、ナーセル首相からは協力の分野拡大に対する関心が示され、双方から、再生可能エネルギー・省エネルギー分野における協力の可能性ならびに租税条約、日GCC・FTA交渉の早期妥結への期待表明があった。この他、急激な原油価格上昇への懸念、気候変動等について意見交換が行われた。

(2)共同声明(骨子別添

二国間関係、世界規模の課題、中東情勢等について、両国の立場・政策を確認した。

(3)署名式

会談後、両首脳立ち会いの下、両国政府間の合同委員会設立に関する覚書及び両国外務省間の協議実施に関する覚書に署名が行われた。

3.評価

(1)2004年サバーハ首相(現首長)訪日、2007年安倍総理クウェート訪問に続く首脳級の要人来訪であり、両国関係発展にとり重要。

(2)政府間合同委員会設置、両国外務省の高級事務レベルによる協議枠組みの立ち上げにより両国間の協議枠組みが整備されたことは、今後の二国間関係の緊密化に資するものと考えられる。

(3)石油のみにとどまらない幅広い経済分野への協力拡大について双方の意思が確認され、再生可能エネルギー及び省エネルギー等の両国の関心分野で、双方首脳から今後引き続き協力を行っていくことについて見解の一致が見られたことは、「重層的関係の構築」にも資するものである。

(4)天皇陛下との御会見が行われ、我が国皇室とクウェート首長家との交流が深められた。

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