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ロマーノ・プローディ・イタリア共和国首相訪日に際しての共同記者発表(仮訳)

2007年4月16日

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 安倍晋三日本国総理大臣とロマーノ・プローディ・イタリア共和国首相は、日本政府の招待に基づくプローディ首相訪日の機会に、2007年4月16日、東京において、初の首脳会談を行った。同会談の結びとして、両首脳は、次の共同記者発表を発出した。

1.地球規模の課題への取組

(a)平和と安全保障

 日本とイタリアは、G8の一員として、また、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有するグローバル・パートナーとして、国際社会における平和と安全を促進するために、対話と協力を一層強化させていく。

 両国は、朝鮮半島の非核化、拉致問題を含む北朝鮮における人権侵害、アフガニスタン、イラク及びレバノンの復興と安定化並びに中東和平プロセスといった国際的諸課題に取り組むために、引き続き協力していく。

 日本とイタリアは、特に、関係国際機関や国際会議における努力を通じて、不拡散・軍縮体制強化のため協力していく。両国は、2007年の第1回準備委員会をはじめとする2010年NPT運用検討会議のための検討プロセスにおいて緊密に協力していく。

 日本とイタリアは、効果的な多国間体制が極めて重要であることを再確認する。両国は、関連する各文書において言及されているとおり、国連が、その主要機関を含め、改革され、より効率的なものとなることに対して、堅固な支持を表明する。両国は、国連に関し、定期的に協議を行うことへの期待を表明する。

(b)知的財産権、環境

 日本とイタリアは、両国経済及び世界の持続可能な発展のため、技術革新を保護し、促進していく重要性を認識し、知的財産権侵害、特に模倣品及び海賊版を撲滅するとの決意を再確認する。

 日本とイタリアは、気候変動がもたらす喫緊の課題に取り組むため、引き続き緊密に協力していく。

(c)G8議長国

 2008年の日本及び2009年のイタリアによるG8サミット議長国就任は、両国が地球規模の課題に取り組むために連携と協力を更に強化させる好機を提供する。

2.二国間関係の増進

(a)二国間協議

 両首脳は、様々なレベルでの日伊間の対話を一層強化し、頻繁に会談することとする。

 この関連で、両首脳は、2007年1月31日に麻生外務大臣とダレーマ副首相兼外務大臣により東京において署名された二国間の定期的な政策協議に関する覚書の重要性を再確認する。両首脳は、国際社会における平和と安全を促進するため、安全保障・防衛分野における協力を一層強化する意図を表明する。

(b)「イタリアの春・2007」

 レオナルド作「受胎告知」の展示とともに日本において成功裡に開幕した「イタリアの春・2007」は、貿易・投資、文化協力及び人的交流並びに科学技術を含む様々な分野にわたる多面的な日伊間交流に、新しい幕開けをもたらすものである。

(c)貿易・投資

 日本とイタリアは、二国間の貿易・投資関係を世界に占める両国経済の規模にふさわしいレベルに高めるため、両国におけるビジネス・投資環境の一層の改善のため協力していく。日伊ビジネスグループは、両国の経済界が直接交流するための有用な枠組みである。両首脳は、イタリアに居住する日本人企業関係者及びその家族に対する労働査証・許可及び滞在査証・許可の迅速な発給が二国間経済関係の更なる強化に大きく資するとの認識を共有する。また、両首脳は、社会保障協定に関する二国間協議の開始を歓迎する。

(d)文化協力と人的交流

 両首脳は、日本とイタリアにおける文化財保存のための二国間協力の進展及び第三国における両国の協力を歓迎する。また、両首脳は、観光及び若者の交流を一層促進することを希望し、両国間のワーキング・ホリデー制度に関する協議を継続する意図を再確認する。

(e)科学技術

 科学技術における協力関係は、1988年に両政府間で署名された日伊科学技術協力協定の下で確実に進展している。日本とイタリアは、同協定の下でより緊密な協力を引き続き促進していく。「イタリアの春・2007」の機会に開催される科学技術に関連する様々な行事が、本件分野における協力を一層推し進める機会を提供することが期待される。

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