中東

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ジャリリ・イラン国家安全保障最高評議会書記の鳩山総理表敬(概要)

平成21年12月22日

 22日(火曜日)午後4時から約35分間、鳩山総理大臣は、訪日中のジャリリ(H. E. Dr. Saeed JALILI)・イラン国家安全保障最高評議会書記兼同評議会最高指導者名代と会談したところ、概要は以下のとおりです。

1.

(1)冒頭、鳩山総理から、訪日を歓迎、伝統的な友好国である貴国との関係を重視、引き続き同関係を発展させていきたい、訪日中に原子力発電所と広島を訪問されると承知するが、原子力発電所では、日本がその安全確保にいかに力を入れているか、広島では、日本の核兵器開発に対して断固たる厳しい思いを理解してほしい旨述べました。

(2)これに対し、ジャリリ書記から、総理就任に祝意を表したい、新政権の外交面での新しいアプローチは、国際社会においても注目されており、イランも高い関心を持ってフォローしてきた、両国は多くの共通項を有し、核を含むエネルギー分野や、アフガニスタン問題等を含め、様々な分野で協力していけると考える旨述べました。

2.

(1)ジャリリ書記から、最近の動きとして、イラン製低濃縮ウランの国外移送に関し、イランとしては医療目的のテヘランの研究用原子炉の燃料供給をIAEAに対して要請し、同燃料とイラン製低濃縮ウランの交換を基本的に受け入れたが、本件が政治問題化されたため、前に進まなくなっている旨の説明がありました。

(2)これに対し、鳩山総理から、国際場裏での信頼関係が構築されるなど環境が整えば、日本とイランはエネルギー分野やアフガニスタンの平和と発展等に向けて協力できる可能性があるが、イランと欧米諸国との間の不信感の高まりを懸念している、相互の疑念を解消し、平和に向けて進むのであれば、日本としても役割を果たす用意がある旨述べました。

3.

(1)ジャリリ書記から、核兵器を含む大量破壊兵器はイスラムの教えに反するものであり、イランは絶対に同兵器開発は行わない旨述べました。

(2)これに対し、鳩山総理から、その言葉を信じたい旨述べ、累次の安保理決議の遵守やIAEAとの完全協力の重要性を指摘しつつ、世界の国々の信頼を獲得するよう、行動で示してほしい旨述べました。

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