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平成19年3月12日
サーカシヴィリ・グルジア大統領は、夫人とともに3月7日から11日まで、我が国の招待(実務訪問賓客)により来日したところ、概要及び評価以下のとおり。
来日中、サーカシヴィリ大統領夫妻は、3月9日に天皇皇后両陛下との御会見を行った。8日、河野衆議院議長との会談、安倍総理との首脳会談を行い、引き続き安倍総理夫妻主催夕食会に出席した。また、9日には麻生外務大臣が大統領を表敬した。さらに、10日及び11日には、京都及び大阪を訪問した。
(イ)安倍総理より、旧ソ連の民主化・市場経済化の優等生であるグルジアの改革努力を高く評価し、我が国が今後とも支援していく意図を表明した。その1つの具体策として、3月下旬に「国会運営セミナー」を実施することを表明した。両首脳は、両国が基本的価値観を共有するパートナーとしての関係を強化することで一致した。
(ロ)サーカシヴィリ大統領より、グルジアの投資環境の大幅な改善や欧州とアジアの中継地としての重要性の増大を強調し、日本の対グルジア投資への期待が示された。
(ハ)国連改革については、サーカシヴィリ大統領から、改めて我が国の安保理常任理事国入りに対する支持が表明されると共に、日本の2008年非常任理事国選挙立候補に対する支持表明があり、総理より深い謝意を表明した。
(ニ)北朝鮮問題については、北朝鮮の非核化、拉致問題の解決等に向け連携していくことで一致した。
(ホ)さらに両首脳は、両国の経済関係拡大、人的・文化交流の拡大等につき意見交換を行った。なお、首脳会談後、共同声明(骨子別添)及び技術協力協定が署名された。
(イ)麻生大臣より、GUAM諸国の一国であり地政学的に重要なグルジアとの関係を発展させていきたい旨述べるとともに、「自由と繁栄の弧」の構想につき説明した。サーカシヴィリ大統領より、「自由と繁栄の弧」の考え方への全面的な支持を表明し、日本は世界で改革を志向する国々のリーダーであり、グルジアは日本の国連安保理常任理事国入りを一貫して支持している旨述べた。
(ロ)大統領より、グルジアの民主化革命が旧ソ連諸国に与えた波及効果・地政学的変化について説明した。 麻生大臣よりは、日本のやり方を取り入れてきたアジア諸国が経済的に成功し成長してきたことを紹介しつつ、今後ともグルジアの発展に貢献したい旨述べた。
(1)日・グルジア外交関係樹立15周年を迎える年におけるサーカシヴィリ大統領の訪日は、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有するパートナーとしての関係を強化する契機となった。
(2)我が国外交の新機軸である「自由と繁栄の弧」の重要な一翼を担うグルジアとの連携を強化し、旧ソ連の民主化・市場経済化の優等生であるグルジアの改革努力に対し我が国が今後とも支援していく姿勢を明確に示すことができた。
(3)グルジア側より、安保理常任理事国入りに対する支持をはじめ我が国の国際社会における役割の増大を強く支持する姿勢が示された。また、拉致問題を含む北朝鮮問題をはじめ、国際社会における諸問題に対する共同の取り組みを強化することで一致した。