外務省は、1月20日(水曜日)から1月27日(水曜日)まで、平成21年度NIS諸国外交官等招聘を実施したところ、概要と評価は次のとおり。
1.概要
- (1)目的
- 日本にとって地政学的にも、資源エネルギー政策の観点からも重要なNIS諸国の中堅・若手外交官等を日本に招聘し、政府関係者等との意見交換、各種施設訪問や地方視察などの実施により、対日理解を促進しつつ、日本とNIS諸国との関係の一層の緊密化を図ることを目的とする。
- (2)参加者
- アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、キルギス、モルドバ、タジキスタン、トルクメニスタン、ウクライナ、ウズベキスタンからの外務省ないし大統領府職員計9名
- (3)主な滞在日程
- 日本滞在中、日本の外交政策等に関する講義を聴講したほか、西村外務大臣政務官への表敬、東京外国語大学でのスピーチ・交流、東京及び地方視察等を行った。
(イ)西村外務大臣政務官への表敬
各参加者より本プログラムへの招待に対して謝意の表明があったほか、伝統的な日本文化と経済の近代化を両立している日本の現代社会に対する高い関心が述べられた。また、日本との二国間関係を促進したい、西村外務大臣政務官にも是非自国を訪問していただきたい旨の期待が表明された。
(ロ)大学での学生との交流
東京外国語大学において、ロシア・東欧課程等の学生に対して各参加者が自国紹介を行うとともに、各国の日本との関係について紹介するスピーチと懇談を行った。参加者からは、日本の大学や教育制度を知る上で有意義であり、日本との相互理解に資するプログラムであった、今後の事業でも同プログラムの継続を期待する旨述べられた。
(ハ)地方視察
広島では、原爆資料館等の視察に加え、被爆者よりの体験談を聴く機会を設けたところ、強く感銘を受けた、かかる悲劇の再発を防ぐためにも過去の経験を知る機会が重要であるとの感想があった。また、京都では茶道体験や寺院視察を通じて日本の伝統文化をより良く理解できたとの感想があった。
2.評価
(1)本事業は、NIS諸国の独立後間もない1993年より17年間継続して実施(延べ240人以上)しており、日本との外交に携わるNIS諸国の外交官等にとって、地方を含む我が国の実情を直接見聞する重要な機会を提供してきている。対日理解の促進に加え、直接的な人的関係構築に資するプログラムとして、対象国政府や参加者から高い評価を得ている。また、本プログラム参加者は帰国後、知日派・親日派の外交官等として我が国との二国間関係促進に活躍することが期待される。
(2)今回は、新しいプログラムとして、西村外務大臣政務官への表敬及び大学での学生等との交流を行ったところ、我が国の実情をより多面的に知る上で有意義であった旨参加者より評価された。参加者の感想に見られるとおり今回のプログラムを通じ、日本に対する理解をより深め、我が国関係者との人脈を形成する上で大変有意義であった。


