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パレスチナ支援調整会合(AHLC)の
東京開催に向けたわが国の取り組みについて平成11年8月13日
1. 来る10月14、15日、東京において、パレスチナ支援調整会合(AHLC)を開催する。同会合は、各国のパレスチナ支援を調整し、促進することを目的に93年10月に第1回会合が開催され、今回は第6回目の会合となる。2. 同会合は、去る7月のバラック・イスラエル新政権成立後、初めての中東和平パレスチナ・トラックに関する国際会議であり、和平プロセス進展に向けての気運を盛り上げるという意義を有するものでもある。また、わが国としては、開催国として中東和平に対するわが国の積極的な姿勢を内外に示す機会にしたいと考えている。同会合には、アラファト・パレスチナ自治政府長官、レヴィ・イスラエル外相等ハイレベルの参加を期待している。
3. わが国は、ホスト国及び共同議長国として、同会合において今後の対パレスチナ支援をより効率的、効果的に実施するためのイニシアチブを打ち出す予定である。その一環として、わが国の過去5年間の対パレスチナ支援の評価を行い、今後の方向性を提言するためのミッションを明日14日よりパレスチナに派遣する。
<注>パレスチナ支援評価ミッション
- (1)目的
わが国の過去5年間のパレスチナ支援の評価を行い、その評価結果とともに、今後のわが国の対パレスチナ支援のありうべき重点分野やその方向性につき報告書を作成する。ドナー全体にとっても有益な点があれば、AHLC東京会合にてその一部を紹介する。(2)メンバー
小早川敏彦・中東調査会常任理事(東京三菱銀行常任顧問)を団長とし、中東調査会、外務省、JICA他計5名から成る。(3)概要
8月14日から24日まで西岸・ガザへ派遣。わが国支援で建設されたジェリコ病院、ガザ小中学校、水供給施設等の視察やパレスチナ自治政府担当官庁へのヒアリングなどを通じて、わが国援助の分野別の効果の分析や提言を行う。
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