岡田外務大臣は、5月19日(水曜日)17時から約45分間、スミス豪州外相と会談したところ、概要は次の通り。
1.日豪安全保障協力
(1) 両外相は、本日第3回日豪外務・防衛閣僚協議(2+2)を開催し、日豪物品役務相互提供協定(ACSA)が署名に至ったことを歓迎した。
(2) 両外相は、日豪それぞれが同盟関係を結ぶ米国のプレゼンスはアジア太平洋地域全体の平和と安定にとり不可欠であり、日米豪の協力も進めていくことで一致した。
2.日豪関係(EPA、APEC、科学・文化)
(1) 日豪EPA交渉について、スミス外相より農業など困難な問題については、政治的な決断をもって交渉を進めるべきと述べ、岡田外相より、鳩山政権はEPAには真剣に取り組んでおり、交渉を前進させたいと応答した。
(2) 岡田外相は、両国がAPECの共同創立者として、地域経済統合、新たな成長戦略、人間の安全保障等の分野で成果が出るよう豪州と連携を深めたいと述べ、スミス外相より豪州としてもAPECの成功に向け協力したいと述べた。
(3) 岡田外相は、小惑星探査機「はやぶさ」が来月豪州に帰還することについて豪側の協力に謝意を述べ、スミス外相はこの宇宙科学の分野でも両国の協力が重要と述べた。教育分野では、2月に出された豪州の日本語教育強化の提言の実施に向け協力することで一致した。
3.朝鮮半島
両外相は近く出される韓国哨戒艦沈没事案の調査結果を踏まえて、日豪が韓国の懸念を共有し、韓国の立場を支持していくことで一致した。
4.太平洋島嶼国
スミス外相より、大洋州地域での援助強調を進めたく、PIFが検討を進めているケアンズ・コンパクト(島嶼地域における援助強調の枠組み)に日本も積極的に参加して頂きたい旨述べた。これに対し、岡田大臣より、引き続き現地の援助関係者間で協力していきたい、援助の効率的な執行のためのために援助協調を進めるというケアンズ・コンパクトの基本的な考え方を支持する旨述べた。
5.気候変動
両大臣はコペンハーゲン合意を踏まえ、COP16の成功に向けて引き続き努力すること、議長国メキシコをしっかり支援していくことが重要との点で一致した。
6.捕鯨問題
両外相は、この問題に関する両国の立場の相違が、良好な二国間関係を損なうことのないよう、引き続き努力していくことで一致した。


