アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ
平成21年11月30日
11月25日、岡田外務大臣とナルバンジャン外相は、二国間関係及び国際情勢につき意見交換を行い、会談終了後に「日・アルメニア外相会談に関する共同プレス発表」(日本語仮訳(PDF)
、英文(PDF)
)を発出しました。
(1)両外相は、両国が全般的に良好な関係を維持していることにつき高く評価し、岡田外務大臣は、アルメニアの順調な経済成長と安定がコーカサス地域の安定と発展に資することを期待する旨述べました。ナルバンジャン外相は、これまでの日本の支援に対する謝意を表明しました。
(2)両外相は、両国外務省による定期的な政務協議の実施につき合意し、また、環境保全と教育の重要性並びにこれら分野における協力の可能性につき意見交換を行いました。
(3)両外相は、OSCEミンスク・グループのプロセスにおけるナゴルノ・カラバフ紛争を解決する努力に関して意見交換を行い、武力の不行使、領土保全、及び人民の自決などの国際法の諸原則に基づき平和的に解決されることの重要性につき一致しました。また、岡田外相は、アルメニアとトルコの関係改善の動きが地域の平和と安定に寄与するものとして歓迎しました。
(4)また、両外相は、アフガニスタン支援や北朝鮮の問題についても意見交換を行いました。
(5)両外相は、国連安全保障理事会における常任・非常任双方議席の拡大を含む改革の早期実現の必要性につき一致し、ナルバンジャン外相より、日本の安保理常任理事国入りに対する支持が表明されました。
アルメニアは、欧州とアジアを結ぶ結節点という地政学的に極めて重要な位置にあり、歴史問題を巡って外交関係が断絶していたトルコと10月に関係改善に関する議定書に正式署名がなされるなど、コーカサス地域全体の安定と繁栄に資するものとして、近年国際社会の注目を集めていました。そうした中、ナルバンジャン外相の今次訪日は時宜にかなっており、両国間の政治対話を深化させたことはもとより、我が国の政財界、有識者を含めた幅広い関係者との懇談・意見交換等を通じて様々な分野における二国間関係の強化を図る上で有意義でした。