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セイフ・アルイスラム・カダフィ国際慈善基金総裁(リビア)の訪日(4月3日~9日)
(概要と評価)

平成17年4月12日

 セイフ・アルイスラム・カダフィ国際慈善基金総裁(カダフィ指導者次男)は4月3日(日)から9日(土)まで、リビアの博覧会賓客として来日したところ、概要と評価は次のとおり。

I.概要

(1)小泉総理への表敬
 小泉総理より、リビアの愛・地球博への参加に対する感謝に加え、今次セイフ・アルイスラム総裁の訪日を機に更に日・リビア関係を発展させたいとの意向が表明された。また、小泉総理から、2003年12月にリビアが行った大量破壊兵器計画の廃棄決定を高く評価すると共に、北朝鮮の金正日総書記に対しても北朝鮮はリビアにならうべく努力すべきである旨を述べているとの発言があった。リビアが進めている抜本的経済改革に対する支援要請と大量破壊兵器計画廃棄に対する国際社会の見返りとして原子力の平和利用に対する期待が表明された。また、セイフ・アルイスラム総裁からは小泉総理へのリビア訪問招待があった。

(2)町村外務大臣との会談
 町村大臣及びセイフ・アルイスラム総裁より二国間関係拡大への期待が表明されると共に、町村大臣より北朝鮮の大量破壊兵器の完全放棄と拉致問題の速やかな解決に向けてリビアから北朝鮮に対し、誠実かつ迅速な行動をとるよう働きかけを行って欲しい旨述べたのに対し、セイフ・アルイスラム総裁からは友好国である日本のためにできるだけの支援を行いたい旨の発言があった。

(3)リビア・ナショナルデーへの参加
 4月7日(木)に行われた愛・地球博のリビア・ナショナルデー式典(藤井孝男・日AU友好議連幹事長他出席)、日本政府・博覧会協会共催の午餐会(小此木経済産業副大臣他出席)、地元歓迎委員会主催レセプション(神田愛知県知事他出席)に参加した。

(4)その他
 外務大臣以外の4閣僚(中川経済産業大臣、谷垣財務大臣、麻生総務大臣、中山文部科学大臣)との会談、河野衆議院議長との会談、逢沢外務副大臣主催昼食会、日AU友好議連(会長:森前総理)主催朝食会、セイフ・アルイスラム総裁の作品を含むリビアの考古学・現代美術作品を展示する「砂漠は沈黙ではない」展オープニング内覧会への参加(ともひと親王殿下御臨席、森前総理、小池環境大臣、杉浦官房副長官、谷川外務副大臣他出席)、我が国経済界との朝食会、愛・地球博におけるフレンドシップ事業提携先である田原市への訪問、国連大学における講演会等、日本の政・財界等の要人と精力的に会談を行うと共に、日・リビア友好関係増進のための諸行事に参加した。

II. 評価

(1)リビアの実質的な元首であるカダフィ指導者と関係が極めて近く、リビアの内政・外交政策に大きな影響力を有するセイフ・アルイスラム総裁に対し、小泉総理を初めとする我が国ハイレベル要人から、拡大しつつある日・リビア二国間関係の更なる発展への期待を伝達した。特に、我が国要人及び企業関係者から、豊富なエネルギー資源を有するリビアとの石油開発分野を含む経済関係の強化への強い期待を表明した。

(2)リビア側からは、他の大量破壊兵器懸念国への模範とすべく、政権交代を伴わずに大量破壊兵器廃棄計画を実現したリビアの国造りに対する協力(原子力の平和利用、経済改革支援等)に期待表明があった。我が方から大量破壊兵器の完全放棄と拉致問題の速やかな解決に向けてリビアから北朝鮮に対する働きかけを要請したのに対し、セイフ・アルイスラム総裁からは友好国である日本のためにできるだけの支援を行いたい旨の意向が表明された。

(3)リビア・ナショナルデー式典開催やパビリオン出展、田原市とのフレンドシップ事業及び「砂漠は沈黙ではない」展の開催等により、草の根レベルでの二国間交流が促進された。



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