平成19年9月
北緯60度に位置するロシア第2の都市サンクトペテルブルクは、18世紀にロシアではじめて日本語教育が行なわれた都市でもあり、伝統的に日本語教育・日本研究が盛んですが、2003年のサンクトペテルブルク市建都300周年祭と同年に行なわれた「ロシアにおける日本文化フェスティバル」以来、特に日本との経済・文化交流の波が高まりつつあります。
2005年には「トヨタ」が、2006年には「日産」が、そして今年の2007年には「スズキ」が自動車組立工場建設を決定したことに加え、ジェトロ(JETRO)・サンクトペテルブルク事務所が開設されました。また、2005年にサンクトペテルブルクで3社のみであった日系企業の数は今年で30社を超えました。
文化面においても、2001年から毎年春に露日協会主催で行われる総合日本文化紹介事業「日本の春」フェスティバルは、サンクトペテルブルク市の人気行事として定着し、年々参加者層とともにその行事の幅も拡大しています。7回目を迎えた今年は、絵画展「日本とバラームの春」、国際交流基金派遣による「茂山一門狂言公演」、「動物の謝肉祭」をモチーフとした音楽公演、琴や三味線の邦楽公演、演歌歌手の石原詢子さんによる桜の植樹式記念コンサート等、2ヶ月にわたり14の多種多様な文化行事が行なわれ、日本からも多くの方々が、このフェスティバルに参加するためにサンクトペテルブルクを訪れました。
今年の秋は、2003年から始められた「日本の秋」フェスティバルの中で、来年度の北海道洞爺湖サミットの前夜祭として、昨年度のサミット開催地のサンクトペテルブルクと北海道の音楽家達による親善コンサートをマリンスキ-・コンサートホールで行なう予定です。
2007年「日本の春」フェスティバルで行われた桜の植樹式セレモニーに参加した演歌歌手、石原詢子さん(於:サンクトペテルブルク国立大学東洋学部中庭)