平成19年10月
日本から真南におよそ5,000キロメートルも離れているパプアニューギニアという南の国は、日本の皆さんにとっては馴染みがないと思います。
そのパプアニューギニアの首都ポートモレスビーにおいて、8月22日に日本大使館とパプアニューギニア大学は、共催で、当国の主要産業である「観光」に焦点をあてた講演会を開催しました。今回はそのイベントについてご紹介しましょう。
この講演会はパプアニューギニア大学の講演シリーズの一環で「パプアニューギニアにおける観光と文化」と題して行われました。講演者は、当国を研究している文化人類学者である豊田由貴夫立教大学観光学部教授でした。豊田教授は、同大学の大講堂にて約100名の聴衆の前で、パプアニューギニアの多様な文化と観光開発との関係について文化の商業化と伝統文化の保存というジレンマに焦点をあてて、日本人観光客を含めた外国人観光客の特性に関する事例を織り交ぜながら説明しました。また当国人にも分かりやすいように、フィールド・ワーク等で撮影した写真を用いながらの講演は聴衆の関心を引きつけるものでした。聴衆の反応は予想以上に大きなもので、講演後の質疑応答では、当国観光行政に対するアドバイスを求めるような質問や日本人観光客の動向や傾向に関する質問など活発な議論が行われ、二国間の相互理解促進に役立つイベントとなりました。
また講演翌日には、花形大使公邸において、ハインツ・パプアニューギニア大学副学長ほか大学関係者及び豊田教授との夕食を共にした懇談会が行われ、パプアニューギニアにおける文化事情、学術交流などについて有意義な意見交換が行われました。
パプアニューギニアには豊かな自然、綺麗な海、森、空があり、ダイビング愛好者の究極の目的地として有名です。この記事を読まれたことを機会に日本の皆さんもパプアニューギニアの主要産業である「観光」に興味を持たれては如何でしょうか。
講演会会場の様子
花形大使公邸における懇談会参加者